ローマン・ゴティエの新作「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」は、職人技のムーブメントを楽しめるオープンワークが魅力

NEWSニュース
2024.07.02

ローマン・ゴティエの新作「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」が発表された。本作は、「C by ローマン・ゴティエ」の基本デザインを踏襲しつつ、サファイアクリスタル製のオープンワークダイアルを採用したモデルだ。

ローマン・ゴティエ 新作


至極のムーブメントを着用時でも鑑賞可能

 卓抜した仕上げとスポーティなデザインが特徴のローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ」。チタン製の41mmケースで3針、ラバーストラップの付いたC by ローマン・ゴティエの最後のエディションとして、新作「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」が発表された。

ローマン・ゴティエ 2024年新作

ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」
ローマン・ゴティエの最新作。サファイアクリスタル製ダイアルを採用することによって、ムーブメントの一部をダイアル側から観賞することが可能だ。手巻き。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.55mm)。5気圧防水。世界限定88本。990万円(税込み)。

 本作は、世界限定88本の数量限定モデルであり、これまでに発表されたモデルの基本デザインを踏襲しつつも、ムーブメントに施された職人の手仕上げを着用時にも観賞できるように、一部をオープンワークとした躍動感あるダイアルが与えられている。サファイアクリスタル製のダイアルからフォーカスされているのは、秒針につながる4番車と脱進機だ。その動きとともに、細部にまで施された装飾や面取りを楽しむことができる。

 そんなC by ローマン・ゴティエの独創的なダイアルに表れているテーマは、現代性と連続性だ。時分のダイアルはケースに対してわずかにオフセットされ、それに伴ってそれぞれのインデックスの長さには変化が付けられている。7時位置のスモールセコンドも同様であり、一際長い15秒と45秒の目盛りがダイアルを横切るように伸びている。

 外装には、軽量なグレード5チタンが採用されている。クラシカルなデザインを特徴とする同社の他のコレクションとは異なり、本作をスポーティに仕立てている要素のひとつは、ファセットカットが施されたベゼルだろう。カットすることで出来上がったファセットにポリッシュ仕上げを与えることで、シャープな印象をもたらしている。

C by ローマン・ゴティエの特徴であるファセットが与えられたベゼル。ラウンド状のベゼルにカットを施すことで、シャープなエッジを生み出している。サテンとポリッシュ仕上げのコントラストが立体感をもたらす。

 ラグとラバーストラップは一体化され、ケースからバックルに至るまでのラインに連続性を生んでいる。2時位置にはオレンジ色のラバーを取り付けたリュウズが配され、手首との干渉を防ぎつつ、操作性を向上させている。

ラグと一体化したデザインのラバーストラップが装着されている。2時位置のリュウズにはオレンジ色のラバーが取り付けられ、操作性を向上させている。

 現代性と連続性というテーマは、ムーブメントにも反映されている。水平に配されたグレード5チタン製のフィンガーブリッジが階段状の形を成し、見る者にブリッジが歯車やテンプの上で連続して流れているような感覚を与えるのだ。小さな窪みを無数に彫り込んだような仕上げは、職人の手彫りによるものであり、エッジに与えられた二重の面取りとともに、奥行きのあるデザインに仕上げられている。また、4番車を支えるブリッジには、限定数を示す“1 of 88”の文字が配されている。

ケースバックからは、職人の手仕上げが施されたムーブメントを観賞することができる。歯車のスポークやスネイルカムを用いたストップセコンド機構など、見どころが満載だ。


Contact info: スイスプライムブランズ Tel.03-6226-4650


ローマン・ゴティエ、チタンがかなえる新たな高級時計像

https://www.webchronos.net/features/102590/
ローマン・ゴティエ 愛好家を惹きつける魔性のメソッド

https://www.webchronos.net/features/85162/
高級腕時計にチタンケースという概念をもたらしたローマン・ゴティエ

https://www.webchronos.net/features/35002/