「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション・ブレスレット」に主張の強いブラックダイアルが新登場

グレー文字盤、そしてレヴェドゥソレイユ文字盤で発表された「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット」に、新たにふたつのダイアルが加わった。グレード5ブラックチタンにホワイトのディテールを加え、立体的なストレートグレイン装飾で仕上げたダイアルと、ブラックサファイアにブルーとホワイトのアクセントを加え、一部をオープンワークにしたダイアルの2種類が用意された。

C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット ブラック

　グレード 5チタンにPVDコーティングを施したフルブラックのチタン製ダイアルは、水平方向に施されたストレートグレイン仕上げ(柾目調の模様)と立体的な質感が特徴。このデザインは時計に力強い個性を与え、ホワイトのディテールがそれらをさらに強調している。

C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット オープンワーク

　サファイア製のオープンワークダイアルの特徴は、秒針のメカニズム(4 番車)と脱進機の部分が見える点で、最も注目すべきは秒針機構(4 番車)である。これは機械的な意味だけでなく、ブランド独自の美的シンボルでもあり、形状と開口部がローマン・ゴティエ特有のデザインを持つ歯車となっている。サークル状模様の装飾とポリッシュ仕上げの面取りを見ると、それぞれの部品の仕上げがいかに念入りに施されたかを証明している。

　またダイアルの開口部からは、ガンギ車、テンプ、アンクルからなる脱進機、そしてダイアルのすぐ下には装飾加工されたブリッジを見ることができる。工房のスペシャリストの手作業による特別なエングレービング技術によって、ムーブメントブリッジの内側に見られる「槌目」の質感が、この装飾ブリッジにも再現された。ダイアル側のオープンワークとケースバックからもムーブメントを見えるようにすることによって、ローマン・ゴティエはこのムーブメントの心臓部に光を当て、新たな次元での時計の視覚的効果を実現している。

注目すべき手仕上げ

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設計と装飾が現代性と出会う自社製ムーブメント

　ケースと同様に、ブリッジも軽量のグレード 5 チタンから作られており、様々な仕上げを施すことによって対照的なトーンや質感が獲得できている。それぞれのブリッジの外側のエッジは二重の面取りが特徴的だ。また、ブリッジのフラット面とルビー周りは一段高く縁取りされておりへアライン仕上げになっている。この縁の内側には、ローマン・ゴティエの工房にいる手作業仕上げのスペシャリストが特別な手彫りの技術を使い、全くのオリジナルで小さなくぼみをたくさん彫り込んだような独特の質感を生み出した。ブリッジの下にあるムーブメントのメインプレートには手作業でフロスト加工を施している。

スネイルカムを採用した賢いストップセコンド機構

　C by ローマン・ゴティエには時刻を正確にセットできるストップセコンド機構が搭載されている。その仕組みは他社のストップセコンド機能と同様に、リュウズを引いた瞬間、テンプ(テンワ)にブレーキをかけるというものだが、ローマンは動きを止めるために、ストレートや L 字型のストップレバーを使わずに、スネイルカムを採用している。まずリュウズを引くとスネイルカムがテンワに触れてその動きを止める。次にリュウズを押し戻した時に、スネイルカムが止まった位置から回転するが、段々と広くなる形状のカムが回転しながら生じる力が、再びテンワが動き始めるための勢いをつける。

ベゼル

　ダイヤルを囲むチタン製のベゼルで目を惹く幾何学的な輪郭は、他のローマン・ゴティエの時計では見られないフォルムだ。ベゼルはまずラウンドシェイプに機械加工され、丸みのある面が作られる。次にベゼル表面の 6 か所にまっすぐなカットを入れて、平らな 6 つのファセットを生み出す。このファセットにポリッシュ加工をして光を反射させることによってベゼルに光沢をもたらす一方で、残りのサテン仕上げ部分が光を和らげる。これと同様のファセット加工は時計裏面のサファイアアクリスタルの周囲にも再現されている。

ブレスレット

　ブレスレットは、軽量で快適な着け心地をもたらすグレード 5 ナチュラルチタン製だ。軽いというだけでなく、腕に着けていることを感じないほどの完璧な装着感をもたらすように設計されており、フォールディングクラスプがブレスレットに組み込まれているので非常に薄く仕上がっている。ブレスレット本体はわずかにカーブしたラグによってケースと一体化していており、手首に自然に沿う形状だ。表面全体はサテン仕上げだが、連結部分はハンドポリッシュ仕上げのリンクがブレスレットに個性とエレガンスの両方をもたらしている。このリンクの仕上げは、ケースのファセットに見られる仕上げを繰り返したもので、サテン仕上げと手作業によるポリッシュとのコントラストが光の効果を強めている。