ローマン・ゴティエは、プラチナ製ケースとブレスレット、さらに18Kホワイトゴールド製のムーブメントと文字盤を備えた「 C by ローマン・ゴティエ プラチナエディション ブレスレット」を発表した。本作は、時計の世界で最も見識のあるコレクターたちの心に響く時計であろう。ローマン・ゴティエは、スポーティな表情と自信に満ちた個性を持つこの時計に洗練された雰囲気をもたらし、高貴な素材と組み合わせることによって、極めて現代的なタイムピースに伝統的な一面を見せている。
C by ローマン・ゴティエ プラチナ エディション ブレスレット
「C by ローマン・ゴティエ プラチナ エディション ブレスレット」は洗練された究極のエレガンスで際立っている。プラチナという素材がもたらす高貴な個性に加えて、質感と仕上げの技術を強調したブレスレットのデザインが、このタイムピースをより格調高く輝かせている。
手巻き。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Ptケース(直径41mm、厚さ9.55mm)。50m防水。2420万円(税込み)。
ローマン・ゴティエのビジョン「進化する伝統」に沿って、このブレスレットには高度な職人技と手作業による仕上げが必要とされた。ブレスレットのリンクそれぞれがポリッシュ仕上げとサテン仕上げを組み合わせて光の相互作用を際立たせ、ブレスレットと時計全体の芸術性、そして技術的な性質を映し出している。
個性的なダイヤル
C by ローマン・ゴティエ プラチナ エディション ブレスレットのダイアルは18Kホワイトゴールド製で、ムーブメントブリッジに見られる、細かい窪みを重ねたような手彫り装飾のテクスチャーが、自社工場の装飾技術のスペシャリストによって再現されている。ダイアルはさらに淡いブルーのPVD加工を施されており、ランダムな部分に異なる角度で施されたエングレービング技法によって生み出されたテクスチャーと光の反射が強調されている。
6つのファセットが施されたベゼル
ダイアルを取り囲むプラチナ製のベゼルで目をひく幾何学的な輪郭は、ローマン・ゴティエの他のコレクションウォッチでは見られないフォルムだ。ベゼルはまずラウンドシェイプに機械加工され、丸みのある面が作られる。次にベゼル表面の6 カ所にまっすぐなカットを入れて、平らな6つのファセットを生み出す。このファセットにポリッシュ加工をして光を反射させることによってベゼルに光沢をもたらす一方で、残りのサテン仕上げ部分が光を和らげる。これと同様のファセット加工は時計裏面のサファイアアクリスタルの周囲にも再現されている。
特徴的なムーブメント
フィンガーブリッジスタイルに着想を得て、ムーブメントの設計にはジュウ渓谷の時計製造の歴史に倣いながらモダンなアプローチを取り入れており、進化する伝統というローマンのビジョンを示している。
フィンガーブリッジ
フィンガーブリッジは、ローマンの生まれ故郷、ジュウ渓谷の時計製造の歴史の中で代表的なものだが、この時計では現代的に解釈されている。ブリッジはそれぞれ水平に構成されており、階段状の形を成している。ブリッジは18Kホワイトゴールドから作られており、さまざまな仕上げを施すことによって、対照的なトーンや質感が得られた。それぞれのブリッジの外側のエッジは二重の面取りが特徴的である。また、ブリッジのフラット面とルビー周りは一段高く縁取りされており、ハンドフロスト加工を施している。この縁の内側には、ローマン・ゴティエの工房にいる手作業仕上げのスペシャリストが特別な手彫りの技術を使い、全くのオリジナルで小さな窪みをたくさん彫り込んだような独特の質感を生み出した。ブリッジの下にあるムーブメントのメインプレートには手作業でフロスト加工を施している。
独自のストップセコンド機構
時刻を正確にセットする仕組みは、他の多くのストップセコンド機能と同様に、リュウズを引いた瞬間、テンプにブレーキをかけるというものだ。しかしローマンは動きを止めるために、ストレートあるいはL字型のストップレバーを使わずに、スネイルカムを採用することを選択した。これにはふたつの機能を持たせている。まずリュウズを引くとスネイルカムがテンワに触れてその動きを止める。次にリュウズを押し戻した時に、スネイルカムが止まった位置から回転するが、段々と広くなるカムの形状によって回転しながら生じる力が、再びテンワが勢いよく動き始めるための助けとなる。
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