和光本店の地階がリニューアル、次世代クリエイターによる芸術・文化の発信拠点へと進化

2024.08.02

東京・銀座のランドマークとして知られる和光本店の地階フロアがリニューアルオープンした。地階のコンセプトを「時の舞台」とし、伝統と革新が共鳴する文化の発信地、交流の場を目指す。

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地階中心部の「時の舞台」

 東京・銀座のランドマークとして知られる和光本店。その地階フロアがリニューアルオープンした。コンセプトは「時の舞台」。伝統と革新が共鳴する文化の発信地、交流の場を目指すという。

フロア中心の「舞台」は、時計の長針と短針に見立てた回転する仕掛けによって常に変化し、空間に新たな発見を生み出す。1932年の創業以来、和光が大切にしてきた豊かな日本文化の美意識や感性を訴えるべく、地階フロアの空間デザインは、杉本博司氏と、榊田倫之氏が主宰する新素材研究所が担当した。

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時計の長針と短針に見立てた展示テーブルは実際に回転する。販売やイベントなど機会に合わせてさまざまに形態が変わる。


「時の舞台」を巡る「回廊」

 地階フロアでは、ファッション、ジュエリー、現代アートなど多岐にわたる、各分野の第一線で活躍する現代のデザイナーや職人たちが、和光が大切にしてきた日本古来の美意識、文化、技術に共鳴しつつも、これまでにない豊かさの本質を伝えるブランドを発信する。「舞台」を囲んだ「回廊」を巡りながら、それぞれストーリーを持つ商品を見て回ることで、人と物、人と人が出合い、交流を深める場となることだろう。

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 時計に見立てた長針と短針の回転什器を配し、売り場を回遊できるように木格子に囲われた回廊が設けられた。ネオ・ルネッサンス様式の建築空間の中に美しくたたずむ「和」の光。「和」から想起される日本的な意匠を追求した空間構成となっている。素材も霧島杉や魚梁瀬杉、京都の町家石や唐紙など、日本ならではの凝りに凝った素材が使用されている。木の香りがほのかに漂う、日本的な作法によって整えられた空間では、誰もが和みを感じられるに違いない。 


ブランド

 地階フロアでは和光でしか体験できない価値を提供すべく、以下の3点を基軸とした商品の展示を企画している。

・和光とクリエイターとの唯一無二のコラボレーション
・和光がクリエイターとクリエイター、クリエイターと生産地をつなぐ企画
・世界で活躍するクリエイターの作品

Charlotte Chesnais(シャルロット シェネ)、CFCL(シーエフシーエル)、かみ添、BYYO(ビョウ)、cornelian taurus by daisuke iwanaga(コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ)、Goldwin 0(ゴールドウイン ゼロ)、KIJIMA TAKAYUKI(キジマタカユキ)、L/UNIFORM(リュニフォーム)、Pearl+(パールプラス)、SAGAN Vienna(サガン・ヴィエンナ)、SETCHU(セッチュウ)、The Elder Statesman(ジ エルダー ステイツマン)、T.T(テイー・ティー)、Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)、Watanabe Textile(ワタナベ テキスタイル)、And more…

世界的にも有名な和光のショーウインドウ

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 地階フロアのオープンと合わせ、中央ウインドウは、美術家であり、自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎氏による、自身が蒐集し続けている古代の白い布地を用いたインスタレーションだ。日本では古来より白は清浄で潔白、穢れを祓うとされており、麻の白さが神事に供用されてきた。和光はこの白を光の色と捉え、数百年の時を経た多様な白の表現で銀座を照らし、新たな「時の舞台」の幕開けを祝う。

ショーウインドウディスプレイ期間
2024年8月21日(水)まで
毎日8:00~22:00(最終日のみ19:00まで)
場所:セイコーハウス中央ウインドウ


Contact info: 和光本店  Tel.03-3562-2111(代表)


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