第37回アメリカズカップを記念した37個限定の「サブマーシブル ルナ・ロッサ カーボテック™」は、高度な技術を駆使したウォッチメイキングを象徴している。このタイムピースは、アメリカズカップ決勝を目指して予選を戦っているルナ・ロッサ プラダ ピレリのスキッパー兼チームディレクターのマックス・シレーナの手首を飾り、2024年9月5日から24時間限定でオンラインブティックのみで販売される。ユニークな時計が24時間だけ販売されるパネライのカプセル タイムピースのシリーズでは、毎回世界中で争奪戦となり、コレクターの間でも人気のアイテムになっている。
サブマーシブル ルナ・ロッサ カーボテック™
パネライと権威あるセーリング競技会であるアメリカズカップの関係は2017年に始まった。パネライはオラクル チームUSAとソフトバンク チーム ジャパンのスポンサーとしてセーリングスポーツのエリート界に足を踏み入れたのだ。2019年には初めてルナ・ロッサ プラダ ピレリの公式スポンサーとなり、2021年オークランドのハウラキ湾で開催されたプラダ提供の第36回アメリカズカップにて、パネライとセーリングチームとの航海における絆が最高潮に達した。
この6年間の大切なパートナーシップを通じて、ルナ・ロッサ プラダ ピレリのフィードバックから、あるいはアメリカズカップ出場艇で使用された技術や素材からインスピレーションを得て、パネライはテクニカル ウォッチのコレクションを絶え間なく開発し、究極の挑戦に向けて新作を毎年発表してきた。
様々なシーンで活躍できるように2種類のストラップが付属。標準装備のバイマテリアルストラップは、弾力性のあるラバーとテキスタイルの美しさが組み合わされ、ネイビーブルー地とLUNA ROSSAのロゴが入った印象的な赤いストライプがコントラストを描いている。スペアストラップはブルーのラバー製だ。いずれもこの時計の持つ頑丈さとスポーティさを反映している。
自動巻き（Cal.P.900）。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約3日間。カーボテック™ケース（直径42mm）。50気圧防水。世界限定27本。272万8000円（税込み）。※9月5日24時間オンライン限定販売
ルナ・ロッサ プラダ ピレリ セーリング チームのフロンティアスピリットを反映したこの時計は、ケース、逆回転防止ベゼル、レバーロック式リュウズプロテクターにカーボテック™を採用している。カーボテックのプレートを形成するには、カーボンファイバーの薄いシートを管理温度下で高分子ポリマーPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)と共に高圧圧縮して合成素材を結合させる。これにより強度と耐久性が飛躍的に高められる。外観の美しい統一性を保つため、非常に長いカーボンファイバーが使用されており、シートは各層の繊維が上下で異なる角度になるように重ねあわせて圧縮される。
得られたカーボテック™プレートは機械的特性、および強度重量比に関する優れたパフォーマンスを実現する。チタンやセラミックよりも軽量なカーボテック™は、腐食や摩耗など外力に対する耐性に優れているだけでなく、人間工学に基づいて非常に快適な形状にカットされた表面は、マットブラックに筋目模様が入り、それぞれの時計に固有の外観を与える。高度な防水機能をもつ、ねじ込み式のケースバックは、ブラックDLC加工を施したチタン製だ。そして、1940年代にパネライ製の計器を身に着けたイタリア海軍の特殊部隊が、深海を航行した「豚」の異名を持つ低速潜水艇のモチーフがエングレーブされている。
P.900 ムーブメント
「サブマーシブル ルナ・ロッサ カーボテック™」の中心には、約3日間のパワーリザーブを備えた自動巻きCal.P.900ムーブメントが搭載されている。Cal.P.900は、合理的なプロポーションに拡張機能を統合した自動巻きキャリバーで、直径は12 1/2リーニュ(28mm)、厚さはわずか4.2mmだ。3日間のパワーリザーブに必要なエネルギーは双方向に巻き上げるローターによって供給され、シングルバレルに蓄えられる。振動数毎時2万8800回のテンプはバランスコックにより確実に固定されている。キャリバーには正確な時刻設定を可能にするストップセコンド機能が装備されている。
第37回 アメリカズカップに挑戦するルナ・ロッサ プラダ ピレリ セーリング チーム
