カール F. ブヘラより、ユニークピース「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル 日本橋三越特別限定モデル」が発表された。本作は「CFBマスターラボ」の日本第一号となるモデルであり、ムーブメントのブリッジには日本橋三越とスイス・ルツェルンを象徴する2頭のライオンのエングレービングが施されている。
日本橋三越とスイス・ルツェルンをつなぐユニークピース
カール F. ブヘラより、ユニークピース「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル 日本橋三越特別限定モデル」が発表された。本作は、同社が今年、日本で本格的な展開をスタートしたカスタムサービス、「CFBマスターラボ」の日本第一号となるモデルだ。
「CFBマスターラボ」の日本第一号として発表された、「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル 日本橋三越特別限定モデル」。ユニークピースらしい特別感に溢れたモデルだ。自動巻き(Cal.CFB T3000)。32石。パワーリザーブ約65時間。18KRGケース(直径42.5mm、厚さ11.9mm)。3気圧防水。ユニークピース。2398万円(税込み)。
ベースとなった「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル」は、その名の通りふたつのペリフェラル技術を採用したモデルである。そのひとつは、外周式自動巻きローターである「ペリフェラルローター」だ。一般的な自動巻きムーブメントのローターは扇形であることが多く、ローターがブリッジを遮ってしまうことで、せっかくのシースルーバックであってもその仕上げを存分に鑑賞できないことがある。しかし、ペリフェラルローターの場合は、ローターがムーブメントの外周部に取り付けられているため、まるで手巻きムーブメントのように装飾を楽しむことができるのだ。今回の新作では、ホワイトゴールド製のブリッジに日本橋三越本店の本館正面玄関に鎮座するライオン像と、同社のホームタウンであるスイス・ルツェルンの「瀕死のライオン像」のエングレービングを施し、日本橋三越とカール F. ブヘラの絆を象徴している。
もうひとつのペリフェラル技術は、ボールベアリングによって支えられた、ミステリアスな外観の「フローティングトゥールビヨン」だ。4年もの開発期間を経て誕生したこの機構は、スモールセコンドとして働き、正確な時刻合わせが可能なストップセコンド機能も備わっている。
本作の魅力は、豊かな表情を見せるチョコレートブラウンカラーのダイアルにも宿っている。グレイン仕上げとマット加工を施した上に、酸化防止用のゴールドをコーティングし、さらに何層にも顔料を吹き付けることで着色されたダイアルは、顔料と保護層のゴールドによってメタリックな質感を見せ、18Kローズゴールド製ケースとの見事な調和を見せる。
インデックスの役割を担うのは、11個のバゲットカットダイヤモンドだ。ダイヤモンドの輝きが全体に馴染むように、1つ1つ職人の手作業によってセットされている。