グランドセイコー 和光限定の最新作は、スーツからカジュアルまでマッチする3 針ウオッチ。秋の夕陽に染まるセイコーハウスのたたずまいをイメージした文字盤が、手元で特別な輝きを放つ。
毎回、和光にちなんだテーマのもとで製作されるグランドセイコーの和光限定モデル。最新作は秋の季語「秋の暮れ」を表現した1本となった。赤々と燃えるような夕陽が銀座を照らし、セイコーハウスの石壁を染める。その色彩にインスピレーションを得た、特別な色文字盤が特徴である。
グランドセイコー ヘリテージコレクション 和光限定モデル
自動巻き(Cal.9S85)。37石。36000振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径40mm)。10気圧防水。和光限定85本。92万4000円(税込み)。※替えの革ベルト付属。予約受付中(10月10日より発売)。
見る角度によって、オレンジにもピンクにも見える独特な文字盤。目をひく華やかさを放ちつつ、派手に見えない上品さもあわせもっている。ちなみに、世界の時計業界ではいま、“サーモンピンク文字盤”が好事家向きトレンドとなっている。そんな時代の潮流にも沿う夕陽色グランドセイコーは、手元でセンスを発揮するのにもうってつけであろう。
シャープな多面体で構成されたケースデザイン
また本作は、1967 年に発売されたグランドセイコー史上初の自動巻メカニカルモデル「62GS」の系譜を受け継いだ62GS現代デザインがベース。往年のファンにも注目してほしい名品である。62GSの真骨頂は、まるで彫刻作品のような造形美。ザラツ研磨とよばれる技法でシャープな多面体に仕上げられ、精悍な顔つきをたたえている。ベゼルのない構造を採用することで、ダイアルを広々と見せているのも特長だ。
レザーストラップの裏側は“夜”をイメージしたネイビーカラーに
ブレスレットとレザーストラップの2種類が付属する和光限定モデル。レザーストラップにも、さりげない工夫を凝らてある。表側はブラウンだが、裏側はネイビーに仕上げることで、夕暮れから「夜」に向かう秋の情景をイメージした。着用時は見えない意匠だが、密かな洒落心を楽しめるデザインとなった。
文字盤は、秋の夕暮れに染まったセイコーハウスを表現
秋の優しい夕陽に染まるセイコーハウスの石壁。その色彩からインスピレーションを得た、薄いピンクがかったオレンジ色の文字盤が特徴だ。文字盤にほどこした縦横の繊細な筋目パターンがほのかに陰影を演出し、夕陽の光と影を表現している。太陽の輝きを思わせるゴールドカラーの GS ロゴと秒針も夕陽色の文字盤によくなじんでいる。
和光限定の証は裏蓋に
裏蓋には「WAKO LIMITED EDITION」の表記とともにシリアルナンバーを刻印。特別感を高め、所有するよろこびを演出します。ちなみに本作は限定数量85本。採用するムーブメント、Cal.9S85にちなんだ本数となっている。
メカニカルハイビート 36000 Cal.9S85