エベラールは、1940年に最初に発売した歴史的な「エクストラ・フォルト」コレクションを独自の進化へと導いた。そう、新しいクロノグラフモデル「エクストラ・フォルト・ルー・ア・コロンヌ・リターン・アン・ヴォル(Extra-fort Roue à Colonnes Retour en Vol)」である。エベラールの歴史の中で積み重ねられたウォッチメイキング、そして美的魅力と現代的なエッセンスを融合したうえで設計された、この革新的なクロノグラフについて紹介しよう。
理想的な飛行を体現。新作「エクストラ・フォルト・ルー・ア・コロンヌ・リターン・アン・ヴォル」
エベラールから「エクストラ・フォルト・ルー・ア・コロンヌ・リターン・アン・ヴォル」が発表された。本作は、同ブランドが1940年に最初に発売した歴史的な「エクストラ・フォルト」コレクションを、独自進化させたことで出来上がった、最新のフライバック機能搭載のクロノグラフモデルである。
(中)エベラール「エクストラ・フォルト・ルー・ア・コロンヌ・リターン・アン・ヴォル」Ref.31957.02
(右)エベラール「エクストラ・フォルト・ルー・ア・コロンヌ・リターン・アン・ヴォル」Ref.31957.03
自動巻き(Cal.EB 280)。2万8800振動。SSケース(直径41mm、厚さ14.2mm)。50m防水。ストラップモデル:121万6600円(税込み)、ブレスレットモデル:136万6200円(税込み)。
新しいエクストラ・フォルトは、コラムホイールとフライバック機構という、クロノグラフを代表するふたつの優れた機能をムーブメントに組み込むことで、理想的な飛行を体現している。
クロノグラフの心臓は、トランスパレント仕様のケースバックからのぞくブルーのコラムホイールだ。これは、クロノグラフの機能を制御するメカニズムで、クロノグラフの起動の精度を高め、機能をよりスムーズに操作し、プッシュボタンを使用する際の感触をソフトにする。
さらに、フライバック機構も備えているところも、見どころだ。文字盤には示唆に富んだフランス語の翻訳である「retour en vol」という文字でこの機構が示されており、クロノグラフを停止、リセット、再起動することなく、ボタンを1回押すだけでクロノグラフをリセットして再起動できる。この機能は、連続した時間間隔をすばやく測定するのに特に便利で、もともとは1930年代にパイロットが飛行のさまざまなフェーズでの時間測定を容易にするために使用されていた。