スイスの老舗時計ブランド、エベラールが「コントダット」コレクションを発表した。同社初となるブレスレット一体型専用設計のモデルであり、ラインナップは自動巻き3針モデルとクロノグラフの2種で構成される。1970年代のアーカイブピースに着想を得つつ、鮮やかな配色と現代的なフォルムを融合させ、スポーティかつエレガンスな意欲作だ。

カラフルでスポーティなエベラールの新作
エベラールが、メゾンのスポーティー・エレガンスのエッセンスを体現する新コレクション「コントダット」を発表した。本コレクションは、「コントダット オートマティック」と「コントダットクロノグラフ」の2モデルで構成されており、どちらもブレスレット一体型専用にデザインされた、同社初のコレクションである。
コントダットいう名称は1955年に商標登録された歴史あるブランド名であり、今回の新作では、ブランドの社長であったパルミロ・モンティが構想したタイムピースに着想を得て復活を遂げた。

自動巻き。SSケース(直径39.00mm、厚さ11.30mm)。100m防水。72万7100円(税込み)。
機械式腕時計がクォーツの波に晒されていた時代、エベラールは独創性と色彩、軽やかさをもって伝統の技を未来へと投影。その精神が今、新たなコレクションというかたちでよみがえっている。オレンジ色の秒針や文字盤が象徴するように、70年代の活気を現代に再構築した意欲作だ。
両モデルともに39mm径のステンレススティール製ケースを採用。ポリッシュとサテン仕上げを交互に組み合わせて立体感を強調している。文字盤には幾何学的パターンを施し、ソレイユ仕上げとアズラージュ仕上げによって多彩な表情を生み出している。アップリケインデックスには夜光塗料を塗布し、視認性と美観を両立させている。

オートマティックモデルでは、9時位置にスモールセコンド、3時位置に台形の日付窓を備え、落ち着いた構成となっている。一方、クロノグラフモデルでは、6時位置に日付表示、3時と9時位置にカウンターを配置し、視覚的にもリズムのあるデザインに仕上げられている。両モデルともに、特徴的なオレンジ針がアクセントとなり、コレクション全体に統一感をもたらしている。

自動巻き。SSケース(直径39.00mm、厚さ13.90mm)。100m防水。99万9900円(税込み)。
ブレスレットはケースと一体化された新設計であり、メゾンのシンボルであるシールドがあしらわれた2CLICK®クラスプを備える。これにより、意匠性だけでなく高い安全性と操作性も確保している。
ケースバックには、ラテン語で「UBI TU IBI EGO」(どこにあなたがいても、私はそこにいます)というフレーズが刻まれ、前向きな精神と不変の価値を象徴する。
エベラール社のCEO、マリオ・ぺゼリコは「コントダットは単なる復刻ではない。クラシックの雰囲気をまといながら、まったく新しいスポーティなコレクションとして再構築されたものであり、機械式時計製造への真摯な献身の証である」と述べている。
本モデルは、特別なブルーの文字盤が特徴で、水色の波模様が施されている。この波は、絶え間なく満ち引きを繰り返し、時の流れを表している。43mmのステンレススティール製ケースを備えたこのダイバーズウォッチは、針やインデックスなど、1959年モデルを彷彿とさせる特徴的なディテールを備えている。文字盤とセラミックス製ベゼルの両方に使われているブルーカラーは、ラバーストラップにも同様に使われており、スポーティーな印象を高めている。このモデルには、2CLICK®ダブルボタンクラスプを備えた Chassis®スティールブレスレットも用意されている。