ザ・シチズンの「Iconic Nature Collection(アイコニック ネイチャー コレクション)」より、ふたつの数量限定モデルが登場した。いずれも和紙文字盤に“移ろいゆく自然の美しい一瞬”を収めた、優美なモデルとなっている。
ザ・シチズンより、優美な和紙文字盤を備えた数量限定モデルが登場!
時計の本質を追求し、卓越した精度を誇る高品質な腕時計を志向する、シチズン時計のブランド「ザ・シチズン」。同ブランドの、文字盤に日本の伝統工芸のひとつである土佐和紙を用いた「Iconic Nature Collection(アイコニック ネイチャー コレクション)」より、ふたつの数量限定モデルが登場した。いずれも、“移ろいゆく自然の一瞬”を本コレクションの特徴である和紙文字盤に閉じ込めた、優美な意匠を特徴としている。
エコ・ドライブ(Cal.A060)。年差±5秒。スーパーチタニウム™ケース(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定350本。44万円(税込み)。
エコ・ドライブ(Cal.A060)。年差±5秒。スーパーチタニウム™ケース(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定350本。44万円(税込み)。
テーマは「風」と「月」
Iconic Nature Collectionから登場した限定モデルのテーマは「風」と「月」だ。古くから詩歌や絵画のモチーフとなり、観賞の対象となってきた移ろいゆく自然のうち、このそれぞれをイメージしている。
「風」をイメージしたRef.AQ4100-65Jは、土佐清帳紙の地合い模様である“簾の目(すのめ)”に、ブルーグレーのグラデーションやパターンを重ねることで、風邪と砂によって作り上げられる砂紋を表現した。
ケース、ブレスレットには、デュラテクトプラチナを施したスーパーチタニウム™を採用。なお、デュラテクトプラチナとはシチズン独自の表面硬化法であるデュラテクトを、50~110HVと決して高くないビッカース硬度を持つプラチナを使用しつつも、特殊加工によって1000~1200HVまで高めた技術だ。硬度を高めるとともに、明るく透き通るような色調も実現している。スーパーチタニウム™もまたシチズンの独自技術。チタンにデュラテクトを施すことで、ステンレススティールの約5倍以上の硬度を実現し、チタン由来の軽量で金属アレルギーを誘発しづらい性質と「傷付きにくさ」を両立しているのだ。
月を表現したRef.AQ4106-18Xは、典具帖紙(てんぐじょうし)に、古くから海外にも多く用いられてきたエ霞文(えがすみもん)や茶色のグラデーションを重ねることで、もやに包まれて浮かぶおぼろ月夜の月明かりが落とし込まれた。
ケースはデュラテクトDLCを与えたスーパーチタニウム。なお、本作のDLCにもシチズンならではの妥協しない品質への姿勢が感じられる。中間素材に工夫を凝らすことで、剥がれにくく優れた耐久性を備えているのだ。ツヤのあるブラックの色調と滑らかな触り心地も楽しめるということも、特筆すべき点だ。
ストラップにはタンニンでなめされたヤギ革を、縦横、斜めに手作業で“八方揉み”することで形成した、立体的なシボを持つ「茶利八方革(ちゃりはっぽうがわ)」を採用している。
搭載するムーブメントは、年差±5秒の光発電エコ・ドライブCal.A060。2100年2月28日まで、うるう年を含めて月末のカレンダーの手動修正が不要なパーペチュアルカレンダーや、独自の衝撃検知機能、針自動補正機能、あるいは0時ジャストにカレンダーを送る機能などを備えた、高性能ムーブメントである。
価格はRef.AQ4100-65Hが44万円、Ref.AQ4106-18Xが42万9000円(いずれも税込み)。各350本限定で、2024年10月17日(木)より販売がスタートされる予定だ。