オーデマ ピゲより、新作「ロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト」が発表された。本作は、2023年に発売されたモデルをベースに、新開発のCFTカーボン製のミドルケースを採用したモデルだ。
革新的な技術を取り入れてきた「ロイヤル オーク コンセプト」の最新作。フライバック機構を備えたスプリットセコンドクロノグラフに第2時間帯表示、ラージデイトを搭載し、新開発のCFTカーボン製ケースを採用する。自動巻き(Cal.4407)。73石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。カーボンケース(直径43mm、厚さ17.4mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。
新世代のフォージドカーボンをまとった「ロイヤル オーク コンセプト」の新作
2023年に登場したオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト」に、同社のR&Dチームが5年もの歳月をかけて開発した、クロマフォージドテクノロジー(CFT)を採用したモデルが追加された。同社は、2007年に世界で初めて時計製作にフォージドカーボンを取り入れたブランドだが、今回はその技術をさらにブラッシュアップ。新開発されたCFTカーボンは、湿度や熱、衝撃に対する優れた耐性を持ち、カーボンファイバーへの直接着色を可能としている。
今回の新作では、ケース素材に蓄光加工が施されたブルーファイバーを混ぜ込んだCFTカーボンを採用しており、暗闇で神秘的に発光する姿を楽しむことができる。「ロイヤル オーク」を象徴する8つのビスが配された八角形のベゼルは、ブラックのセラミックス製。硬度の高い素材でありながらも、サテンとポリッシュを巧みに仕上げ分けている。
近未来的なデザインのプッシュボタンガードにはチタン、リュウズとプッシュボタン、ケースバックにはセラミックスが採用され、全体的に軽量な素材を多用している。
ダイアルは、2023年のロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイトと同様に、オープンワーク仕様だ。12時位置にはラージデイト、3時位置に第二時間帯表示、6時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計が配されている。各インダイアルとチャプターリングはブルーに彩られ、ケースのブルーファイバーと調和したカラーリングに仕上がっている。インデックスや針、ラージデイトには蓄光塗料が塗布され、夜間での視認性も確保されている。
ベルトは、ブルーラバーストラップの他、ブラック&ブルーのラバーストラップも付属する。インターチェンジャブルシステムが搭載されており、簡単に交換することが可能だ。
ムーブメントは、フライバッククロノグラフムーブメントであるCal.4401をベースとしたCal.4407を搭載する。約70時間のパワーリザーブに加え、ラージデイト、GMT表示、クロノグラフには、リセットと再スタートを一瞬で行えるフライバック機構と、ラップタイムを計測できるスプリットセコンドも搭載されている。