シチズンは「アテッサ」の新作として、民間月面探査プログラム、HAKUTO-Rとのコラボレーション限定モデルを発表した。新作は機能性の異なる3モデルが展開され、オールブラックカラーと結晶柄のブラックダイアルを採用することで、HAKUTO-Rが挑む漆黒の宇宙を表現している。いずれのモデルも、限定本数が設定されており、2024年11月7日に発売予定だ。
果てしない漆黒の宇宙を表現したコラボ限定モデル
HAKUTO-Rは、宇宙スタートアップ企業、アイスペースが推し進める民間月面探査プログラムだ。シチズンは、2019年より当プログラムのコーポレートパートナーを務めている。その例としてしてあげられるのが技術提供だ。HAKUTO-Rプログラムによって打ち上げられるランダー(月着陸船)の着陸脚パーツには、シチズン独自の素材であるスーパーチタニウムが用いられているのである。
光発電エコ・ドライブ(Cal.F950)。Tiケース(直径44.6mm、厚さ16mm)。10気圧防水。世界限定2300本。37万4000円(税込み)。2024年11月7日発売予定。
今回発表された新作3種は、このパートナーシップの一環としてリリースされるコラボレーションモデルの第5弾に当たる。いずれのモデルも、スーパーチタニウム製のケースを備えており、デュラテクトDLCによる、ツヤのあるオールブラックカラーを特徴としている。さらに、ダイアル、ブレスレットにも特徴的な意匠を盛り込むことで、HAKUTO-Rが挑む漆黒の宇宙が表現された。
また、新作3種はいずれも異なるムーブメントを備えており、デザインや機能性に選択の幅がある。注目は、エコ・ドライブGPS衛星電波時計における最上位ムーブメント、Cal.F950を搭載したRef.CC4067-66Eだ。時刻情報のみの受信において、世界最速レベルの最短3秒を実現しており、非受信時にも月差±5秒という高精度を備えている。さらに、クロノグラフやダブルダイレクトフライト機能といった実用機能も充実しており、まさにフラグシップと呼ぶべき一本である。
もちろん、その他2モデルについても、エコ・ドライブや電波受信機能といった基本的な機能性を備えつつ、ダイレクトフライト機能やパーペチュアルカレンダーを搭載しており、実用時計として申し分ない性能を備えている。なお、この2モデルについても、ケースバックにHAKUTO-Rのロゴがあしらわれる。
光発電エコ・ドライブ(Cal.H800)。Tiケース(直径42mm、厚さ10.8mm)。10気圧防水。世界限定2900本。20万9000円(税込み)。2024年11月7日発売予定。
光発電エコ・ドライブ(Cal.H145)。Tiケース(直径40.6mm、厚さ10.6mm)。10気圧防水。世界限定1900本。19万2500円(税込み)。2024年11月7日発売予定。