オメガとスウォッチのコラボレーションウォッチ「ムーンスウォッチ」の新作として、「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ アースフェイズ」が登場した。本作は、ムーンフェイズに加え、月から見た地球の動きを表示する「アースフェイズ」機能を新たに採用し、人類にとって最も身近な天体である地球と月に対する敬意を表している。従来のバイオセラミック ムーンスウォッチと同様に非限定モデルであり、特定のスウォッチストアでひとりにつき、1日で1本のみが購入可能だ。
特許を取得した新機能「アースフェイズ」を搭載
オメガとスウォッチのコラボレーションウォッチ、ムーンスウォッチでは、太陽系の各天体をモチーフとしたモデルが多種多様に展開されている。そして今回、新作として加わったバイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥ アースフェイズでは、月と地球という、最も身近なふたつの天体にスポットが当てられた。
クォーツ。バイオセラミックケース(直径42mm、厚さ13.25mm)。3気圧防水。4万7300円(税込み)。
本作で特筆すべきは、10時位置に搭載されたアースフェイズと呼ばれる新機能だ。スウォッチが特許を取得した本機能は、月から見た地球の見え方を表示するというユニークなもの。その1回転の周期はムーンフェイズと同様に29.5日であるが、反時計回りに回転するだけでなく、満月が見えるときに地球は全く見えないという、ムーンフェイズと真逆のメカニズムを備えているのである。
また、2時位置のサブダイアルには、ディスクに描かれたふたつの月と、北半球と南半球を示すマスクによって、月相を情緒的に表示するムーンフェイズが配置されている。月を思わせるグレーダイアルの中で際立つこれらふたつの機能は、身近な天体への敬意を表す本作のハイライトと言える。
ケースは、従来のムーンスウォッチと同様にバイオセラミック製だ。スウォッチが特許を取得した本素材は、3分の2がセラミック、3分の1がヒマシ油を原料とするバイオ由来素材であり、本作では月を思わせるグレーカラーに彩られている。
さらに、クロノグラフの搭載や、アシンメトリーな形状のケース、「ドットオーバー90」を持つタキメーターなど、オメガの「スピードマスター ムーンウォッチ」から引き継がれた特徴の数々が、本作にも確実に受け継がれている。