2025年にサウジアラビアで開催されるダカールラリー。このレースの公式タイムキーパーにチューダー就任した。また、チューダーは同時開催されるダカールクラシックの公式タイムキーパーも務める。
2025年は、チューダーがダカールラリーと、ダカールクラシックの公式タイムキーパー
2025年に開催されるダカールラリーは、サウジアラビアの最も過酷な地域を舞台に、14日間にわたり数千キロを走破する過酷なレースだ。この歴史あるレースで、チューダーは公式タイムキーパーとしてその役割を果たすことになった。
また、通常のダカールラリーに加え、同時開催されるダカールクラシックの公式タイムキーパーも務める。このレースには2005年以前にダカールラリーに出場したクラシックカーが競い合う。
過酷すぎるレース、ダカールラリー
世界で最も過酷なレース。それはダカールラリーだ。地球上でも有数の厳しい環境で自動車レースを行うのである。2025年大会は1月3日から1月17日までの開催を予定している。このレースで重要なのは出発地点とゴール地点ではない。その途中にあるルブアリハリ砂漠は地球最大の砂漠であり、空白地帯というあだ名を持つのだ。
このラリーは一般的な自動車レースのように進みはしない。ルートマップが記載されたロードブック1冊を頼りに、広大で過酷すぎる砂漠に挑むラリーレイド方式で行われるのである。12時間以上の連続運転や、スペシャルステージと呼ばれる特別区間も設定。全体のルートがタイム計測されるのはもちろん、48時間クロノやマラソンステージといった特別ルールも適用されるのだ。このとき、公式タイムキーパーであるチューダーが大活躍するのである。
ダカールラリー誕生の由来
ダカールラリーの起源は、1978年にパリ〜ダカール間でレースが初開催されたパリダカールラリーに起因する。1977年に、フランス・ニースからアフリカのコートジボワール・アビジャンまでをつなぐアビジャン~ニース ラリーに参加した、ティエリー・サビーヌの経験がこのレースの発端となった。
このレースでコースから外れた彼は、サハラ砂漠で遭難。砂漠という過酷な環境での挑戦から、それをテーマにした世界最難関レースのアイデアを思いついた。それがパリダカールラリーだったのだ。その後、開催場所の変更などの理由から、名称は「ダカールラリー」に変更され現在に至る。
モータースポーツを支え続けてきたチューダー
チューダーは、モータースポーツ界で長い歴史を誇る。1960年代後半のチューダー・ウォッチ・レーシング・チームに始まり、近年のIMSA チューダー・ユナイテッド・スポーツカー選手権まで、チューダーはモータースポーツの世界に関わってきたのだ。そして、チューダーは2025年、ダカールラリーの公式タイムパートナーになったのである。