2025年1月初頭、オメガの「シーマスター アクアテラ」の新作がこっそりと登場した。この腕時計は今流行りのグラデーション文字盤に「ターコイズカラー」を採用したものである。シーマスター アクアテラの41mmモデルながら、ポリッシュされたラッカー仕上げの文字盤を備えており、グラデーションの持ち味を存分に活かした腕時計である。
グラデーション×ターコイズカラー文字盤「シーマスター アクアテラ」
オメガの豊かなダイバーズウォッチの歴史のうえに生まれた優雅な「シーマスター アクアテラ」。この優れた腕時計に新色が登場した。それはブラックのグラデーションがかかった、ターコイズカラー文字盤のモデルだ。この文字盤はラッカー塗料をポリッシュすることで仕上げられている。シーマスター アクアテラの41mmモデルでありながらも、ウッドデッキを思わせるチークコンセプトを採用したモデルではない。
近年グラデーション文字盤は流行中だ。オメガの人気コレクション「シーマスター アクアテラ」から発表されたこの腕時計は注目株だろう。ロゴやインデックス、そして日付表示窓はダークグレーのPVDでコーティングされている。針も同様のダークグレーでのコーティングだ。文字盤のターコイズカラーとよくマッチしている。なお、分目盛りは文字盤よりも明るいターコイズを採用。総合的に見て、オメガの提示する本作のカラーコディネーションは素晴らしく、その魅力から逃れることは難しそうだ。
41mmモデル
もちろんシーマスター アクアテラゆえに、この41mmモデルにはスイス連邦計量・認定局(METAS)認定の業界最高水準を誇る、オメガ コーアクシャルマスター クロノメーター ムーブメントCal.8900を搭載している。その精度は折り紙つきだ。
自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.2mm)。15気圧防水。102万3000円(税込み)。
38mmモデル
小径の38mmモデルも用意されている。サイズ違いのペアでそろえるのもよいだろう。なお、38mmモデルに搭載されるムーブメントはCal.8800だ。
写真は38mm。自動巻き(Cal.8800)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径38mm、厚さ12.3mm)。150m防水。102万3000円(税込み)。
38mmの「シェード」用ブレスレットが41mm用におっきくなった!
ブレスレットは、中央コマがポリッシュされた、小さなコマが連なる丸みを帯びたステンレススティール製のもの。当初38mmの「シーマスター アクアテラ シェード」で採用されたデザインであり、41mmモデル用にもサイズが拡張された。41mm用としては、つややかなラッカー仕上げが施されたブラックカラー文字盤の「シーマスター アクアテラ」に採用された前例がある。
シーマスター アクアテラながらも文字盤にチークコンセプトを採用せず、なめらかなラッカー仕上げの文字盤を備えたモデル。今回登場したターコイズカラーのモデルは、この腕時計の発展系と言えるかもしれない。自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.2mm)。15気圧防水。102万3000円(税込み)。