1969年に人類が月面に降り立って以来、オメガ「スピードマスター」は、途絶えることのない絆を夜空と結んできた。この繋がりを祝し、オメガが今年最初に発表する新作は、「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」である。
スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト
これまでの「ムーンフェイズ」には見られなかった、凝りに凝ったディテールもちりばめられている。6時位置のムーンフェイズ表示には、カボションシェイプの2つの月隕石があしらわれ、回転しながら南北両半球の月相を楽しむことができる。このサブダイアルの背景には、アポロ11号の歴史的な瞬間に夜空に輝いていた星たちが描かれており、これらはスイス・ビエンヌにあるオメガ本社から見上げた当時の星空を再現している。
ブラックPVD加工を施した隕石文字盤。18Kホワイトゴールドの針とインデックス、ホワイトエナメルのタキメータースケールを備えたブラックセラミックス製ベゼルが特徴。スイス連邦計量・認定局(METAS)認定マスタークロノメーター。1万5000ガウス以上の耐磁性能。手巻き(Cal.9914)。45石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。5気圧水。264万円(税込み)。
まず注目すべきは、鉄隕石があしらわれた文字盤であろう。古代宇宙からの贈り物である鉄隕石は、個性的なリボンのような唯一無二の模様をつくりだす。この鉄隕石にブラック PVD、またはガルバニックグレーを施すことで、更なる美しさを文字盤にもたらしている。3時位置のサブダイアルは 60分と12時間積算計で、9時位置はスモールセコンド表示に加え、シュウ酸アルマイト処理を施したアルミニウム製の赤い針で日付を指し示す。
ブルーPVDベースに、ガルバニック グレー加工を施した隕石文字盤。ブルーPVD加工を施した18Kホワイトゴールドの時・分針とインデックス、サブダイアルには18Kホワイトゴールド製の針、ホワイトエナメルのタキメータースケールを備えたブルーセラミック製ベゼルが特徴。スイス連邦計量・認定局(METAS)認定マスタークロノメーター。1万5000ガウス以上の耐磁性能。手巻き(Cal.9914)。45石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。5気圧水。264万円(税込み)。
どちらもポリッシュとブラッシュ仕上げのブレスレットが合わせられており、オメガが特許を取得しているコンフォートリリースシステムを備えている。スピードマスターが紡いできた「月」とのレガシーを、地球上のどこにいても常に想起させる完璧な仕上がりとなった新作の誕生だ。
新ムーブメント Cal.9914
今回オメガは、このタイムピースの魅力的な機能の動力源として、新しい手巻きのコーアクシャル マスタークロノメーター ムーブメント Cal.9914を開発した。1万5000ガウスの耐磁性を備え、スイス連邦計量・認定局(METAS)が認める業界最高水準の精度とクロノメーター性能を保証する。特別な仕上げが施されたこのムーブメントは、フラットなサファイアクリスタル ケースバック越しにながめることができる。
注目すべきディテール