天文学的ムーンフェイズを備えたショパールの最高傑作パーペチュアルカレンダー「L.U.C ルナ ワン」降臨

2025.01.22

2005年にショパール マニュファクチュール初の「カレンダーと天文学」の複雑機構搭載モデルとして発表されて以来、「L.U.C ルナ ワン」は、ビッグサイズデイトに高精度のムーンフェイズ表示を備えた、このカテゴリー唯一のタイムピースとして君臨し続けている。パーペチュアルカレンダーと天文学的ムーンフェイズを搭載し、122年で生じるずれはわずか1日のみという、非凡な精度を誇る機械式自動巻きムーブメントCal.L.U.C 96.13-Lが、最新の「L.U.C」スタイルに合わせ、外観が刷新された2本の新作に収納されている。

L.U.C ルナ ワン

ショパール「L.U.C ルナ ワン」Ref.161951-1001
COSC認定クロノメーター。ジュネーブシール。パーペチュアルカレンダー。フライングトゥールビヨン。自動巻き(cal.L.U.C 96.13-L)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。18Kエシカルホワイトゴールドケース(直径40.5mm、厚さ11.63mm)。30m防水。1269万4000円(税込み)。

L.U.C ルナ ワン

L.U.C ルナ ワン

ショパール「L.U.C ルナ ワン」Ref. 161951-5001
COSC認定クロノメーター。ジュネーブシール。パーペチュアルカレンダー。フライングトゥールビヨン。自動巻き(cal.L.U.C 96.13-L)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。18Kエシカルイエローゴールドケース(直径40.5mm、厚さ11.63mm)。30m防水。1269万4000円(税込み)。

 直径40.5mmの18Kエシカルゴールド製ケースに収められ、職人技が光る手作業によるギヨシェ模様が施された文字盤は、優れた視認性を確保している。自在に交換可能な画期的なストラップシステムにより、多様なスタイルを楽しめるのも魅力だ。今作の「L.U.C ルナ ワン」2モデルは、クロノメーター認定のムーブメント精度を誇るだけでなく、高品質な仕上げによりPoinçon deGenève(ジュネーブ・シール)品質証明も取得している。

キャリバー「L.U.C 96.13-L」

キャリバー「L.U.C 96.13-L」

ショパール マニュファクチュールの薄さへの飽くなき追求を反映した「L.U.C ルナワン」は、マイクロローターを搭載した数少ない自動巻きパーペチュアルカレンダーのひとつだ。ソリッドゴールド製のマイクロローターを組み込むことでスリム化を実現したムーブメントは、ケースバック越しに鑑賞することができる。「L.U.C」ロゴが刻印され、繊細なギヨシェ彫りが施されたこのマイクロローターは、355個の部品すべてがマニュファクチュールのアトリエで製造、手作業による装飾や組み立てが行われているCal.L.U.C 96.13-Lの極めて高度な仕上げを証明する。ショパールツインテクノロジーと積載式二重香箱により、「L.U.C ルナ ワン」は、約65時間のパワーリザーブを備える。

ジュネーブシール取得

 L.U.C ルナ ワンは、ショパールが誇る最高のクラフツマンシップの結晶といえるだろう。ラフカットされた部品は手作業で再加工やトリミングが行われ、その後に伝統的な技術を用いて手作業で装飾が施される。用途によって異なる数百もの工具を使用し、たとえブリッジに隠れて見えない場所の部品であっても、同じ作業が行われている。面取り、サテン仕上げ、ポリッシング、サーキュラーグレイン仕上げ、コート・ド・ジュネーブなどを経て、アトリエでの個別検査、手作業での組み立てへと進む。ショパールが長年にわたり守り続けてきた権威あるジュネーブ・シールは、高度な職人技と細やかな配慮による品質を証明するものだ。ジュネーブ・シールは審美的、技術的な要素に関する認証であり、ジュネーブ州が制定した法律に基づき、独立機関によって認定されている。構造、外観、精度を含め、ケースとムーブメントに対し、他に類を見ない高度な基準が定められている。

122年でわずか1日の差異

キャリバー「L.U.C 96.13-L」

クロノメーター認定ムーブメントCal.L.U.C 96.13-Lを搭載した「L.U.C ルナ ワン」は、月の運行を極めて正確に表示する。軌道式ムーンフェイズを搭載したパーペチュアルカレンダーは、日付、曜日、月、閏年を表示するほか、24時間表示の目盛りも備えている。月はスモールセコンドの軸を中心に回転することから、軌道という言葉が用いられた。ムーブメントは、北斗七星で北半球から見た空を、南十字星で南半球から見た空を表現している。

 ショパールの優れた時計技師によって調整されたムーンフェイズは天文学的な精度を備え、新月から次の新月までに発生するずれはわずか57.2秒、つまり、実際の月との1日分のずれを生じるまでに122年を要し、その時に初めて調整が必要になる。

よりスリムに、刷新を遂げたケース

L.U.C ルナ ワン

新しいケースは、側面にバーティカルサテン仕上げが施され、エレガントなだけでなく操作性にも優れた、縦溝が刻まれたリュウズを備えている。緩やかなドーム型のサファイアクリスタルは、ベゼルの曲線と完璧に溶け込み、完成されたバランスの良いフォルムを実現。ラグはケースに溶接される前に独立して製造され、完璧に美しい仕上がりが保証されていることも、優れたクラフツマンシップの証である。デザインを一新したL.U.C ルナ ワンは、まさに時計愛好家のために作られたタイムレスな逸品であり、これからのコレクションのデザインに新たな道をひらくだろう。

手作業によるギョーシェ模様の文字盤

L.U.C ルナ ワン

 1997年に発表された最初の「L.U.C 1860」以降、L.U.Cモデルの文字盤は、ウォッチメイキングの最も純然たる伝統に則って製造され、ギヨシェ模様はコレクションの象徴となっている。1990年代に絶滅の危機に瀕したこの歴史ある技巧は、現在でも数台の希少なギヨシェ装飾用の旋盤を所有するショパールのようなマニュファクチュールの努力により存続している。この旋盤を用いて、専門の職人がたがねを使って金属の薄い表面を削り、10分の1ミリの精度で反復して模様を刻みつけている。

L.U.C ルナ ワン

サーモンカラーとディープブルーの2色で展開する「L.U.C ルナ ワン」の文字盤には、丹念な仕上げが施され、6時位置のムーンフェイズ表示からギヨシェ装飾で浮かび上がる放射状に広がったサンバースト模様が、このタイムピースのハイライトとなっている。

 L.U.C ルナ ワンで特に目を引くのは、12時位置に配されたふたつの小窓によるビッグデイト表示であろう。ミニッツトラック下部には同心円状のスネイル模様を施し、ドーフィンフュゼ型針とクサビ型インデックスには、ケース素材に合わせてホワイトゴールドまたはローズゴールドを採用。また、ふたつのサブダイアルにも、9時位置に配されたカウンターの中央部分を除き、スネイル仕上げが施されている。9時位置のカウンターは24時間表示で、デイ/ナイト表示としても機能する。上部(昼)には太陽の存在を象徴するサンバースト模様が、下部には夜の静けさを思わせる水平モチーフが刻まれている。つまり、すべての表示は、デザインとしての調和だけでなく、完璧な視認性も考慮して構成されているのだ。

インターチェンジャブル ストラップ

L.U.C ルナ ワン

今回の新作モデルには、ショパールコレクションでは初となる、交換可能なインターチェンジャブルストラップシステムが装備され、さまざまな服装やシーン、アクティビティに合わせてスタイルを変化させることができるようになった。極めて利便性の高いこの新システムは、ミドルケースとバックルから工具を使わず素早く交換できるよう設計されており、ショパールが哲学の根幹に据えている、使いやすさと着け心地の良さを保証する。時計にはアリゲーターとカーフレザーの2本のストラップが付属するほか、ショパールの各ブティックでは、さまざまな色や素材のストラップが用意されている。

注目すべき製造工程とディテール

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 1997 年、ムーブメントCal.L.U.C 96.01-Lを搭載した初のタイムピース、L.U.C 1860を発表したショパール マニュファクチュールは、以来、L.U.Cコレクションを通じて、主要な時計複雑機構をすべて網羅し、卓越した技術を蓄積してきた。フルリエとジュネーブの間で、ショパール マニュファクチュールは、すべてのタイムピースの構想から開発、製造、組立、装飾、認証までを手がけている。時計製造の伝統に対するカール‐フリードリッヒ・ショイフレの熱意ある姿勢により、マニュファクチュールは数々の芸術的技巧や技術を継承し、ハイレベルな仕上げを維持しているのだ。


Contact info: ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922


ショパール「L.U.C ルナ ワン」着用レビュー「愛好家ならば手にすべき永久カレンダーのひとつだ」

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