1650年3月、鉱物や大砲の弾などを積みインドネシアに向かうオランダ貿易船5隻が南インドネシア付近で事故に遭い、船は海の奥底に沈没してしまった。2か月後、別の貿易船によって幾人かの乗組員が救出、生き残った乗組員のうちの一人の手帳がオランダ歴史博物館に保存されており、記されていた船の沈没場所を探索したところ、2016年5月、1隻の沈没船が発見された。2017年4月、水中文化遺産の保護のための“サルベージプロジェクト”に、エドックスがスポンサーとしてサポートした。
EDOX(エドックス)は、ブランドのアイコン的防水時計コレクション・デルフィンより、水中文化遺産を次世代に繋ぐ限定モデル「デルフィン フリート1650 リミテッドエディション」2種を10月1日発売する。エドックス初のブロンズケースを採用したモデルは世界限定200本。海水に強いため船やヨットに使用されるブロンズは耐食性に優れ、長く使ううちに経年変化による味わい深さも楽しめる。
「デルフィン フリート1650 リミテッドエディション」自動巻き。ブロンズ or SS(ケース直径43mm)。200m防水。ブロンズは世界限定200本で320,000円(税別)。SSは世界限定300本で280,000円(税別)。
1961 年に発売されたデルフィンは、エドックスが特許を取得したダブルОリングと衝撃吸収のための内部構造を持つ特殊なケースにより、リューズをねじ込むことなく200m 防水を実現している。ケース裏には、防水時計のパイオニアたらんとしたエドックスを象徴する“The Water Champion”のスローガンを刻印している。
ケースバックには、船の最後の休息場所が描かれたウィンドローズ(風配図)と、17世紀オランダ製コンパスと、限定ナンバー、There is no certainty. There is only adventure (確かなことは何もない。あるのは冒険だけだ) を刻印。