F.P.ジュルヌ、24時間ダイアル付きレゾナンスの最終版をリリース

2018.12.14

F.P.ジュルヌ「クロノメーター・レゾナンス」。(左)手巻き(Cal.1499.3)。40石。2万1600振動。パワーリザーブ約40時間。18KRG(直径40mm、厚さ9mm)。価格未定。(右)Pt(直径40mm、厚さ9mm)。以下同。

 ふたつのテンプを共振させることで精度を上げるクロノメーター・レゾナンス。その20周年を祝うべく、F.P.ジュルヌは同モデルの限定版をリリースした。ケース素材はPtと18KRG(6N)で、ケース直径は40mmの1サイズ。取り扱いは現在、F.P.ジュルヌのブティックのみ(日本のブティックには未入荷)だが、2019年からはF.P.ジュルヌの販売店でも行われる。フランソワ-ポール・ジュルヌ曰く、「本作は期間限定生産」とのこと。

既存モデルとの違いは、9時位置のサブダイアル。第3世代のレゾナンスはディスクによる24時間表示を持つが、限定版では、第1・第2世代に同じく指針式に改められた。現在、F.P.ジュルヌは新しいレゾナンスを開発中。そのため、おそらく同限定モデルが、唯一の第4世代クロノメーター・レゾナンスとなる予定だ。

1999年に発表された「クロノメーター・レゾナンス」は、ふたつのテンプに共振現象を起こさせることで、機械式時計の精度を悪化させる衝撃を排除する時計である。フランソワ-ポール・ジュルヌは、アンティード・ジャンヴィエの共振現象を研究し、およそ15年の歳月を費やしてこのメカニズムを完成させた。このモデルは、2004年にはムーブメントを18Kゴールドに改めた第2世代に進化し、10年にはディスク式の第2時間帯を持つ第3世代となった。本作はその第4世代に当たる。


Contact info: F.P.ジュルヌ東京ブティック Tel.03-5468-0931