天空の動きや月の満ち欠けをリアルタイムで文字盤に再現する「カンパノラ コスモサイン」から新作が2019年11月21日に発表される。
満点の星空がいつでも手元にある喜び
従来モデルがケース径44mmだったのに対し、より多くの人の腕に馴染みやすい39mmとなり、星空ファン必見の1本となっている。ミドルサイズでコンパクトでありながらも、天空を楽しめる機能はそのままで、北緯35度の全天星座が表示され、4.0等星以上の恒星452個をはじめ、アンドロメダ銀河やオリオン大星雲などの星雲・星団が119個レイアウトされている。
手元を覗けば、まるで本当に星空を眺めているような感覚を味わえるのには理由がある。
11もの版を重ねて再現する星空
寸分の狂いなく文字盤上で星空を再現するために、11版にも及ぶ印刷が繰り返されている。印刷の版を重ねれば重ねるほど、その過程に要求される技術は高度なものとなっていくことは容易に想像がつく。その上、表現するのは表面温度によって4色に塗り分けられた恒星なのだから、盤面上の星空にリアリティを感じるのは当然ともいえる。また、表面はサファイアガラスにクラリティ・コーティングが施されているので視認性も高まり、耐久性、防汚性の面でも工夫がされている。
星空は時の概念を人類に感じさせるきっかけとなったもの
そもそも、人類が「時」の存在を感じ取るきっかけとなったのは月の満ち欠けや星の動きだったといわれている。その壮大な宇宙の存在を時計に閉じ込めることができないだろうか、という発想で作られたのが「カンパノラ コスモサイン」だった。
初代のカンパノラが発表されたのは2000年で、翌年の2001年に初代コスモサインが発表された。コスモサインシリーズは登場以来多くのファンを魅了し、歴代モデルの美しい星空の盤面はどれも作り込まれた美しさを感じることができる。一貫して宇宙や星空の存在がテーマとなっているので力強さもありつつ、神秘的な奥深さが見るたびに心を落ち着かせてくれるだろう。
星空を見て、人類が時の存在に気付いたように、何か新しいインスピレーションが手元から生まれることもあるかもしれない。
限定モデルはサクラカラーゴールドでのコーティング
通常版は従来モデルのコンパクト版でクールな印象だが、限定モデルは39mm直径で漆黒の世界に美しく艶めくサクラカラーゴールドが映える。日本人の肌にも大いに馴染みやすい色合いで、200本のシリアルナンバー入りの限定品であることや価格帯、デザインの完成度、サイズ感など総合的に見ても購買意欲を刺激されるモデルだ。