2019年5月に発表されたオメガの新作「シーマスター ダイバー300M クロノグラフ」「シーマスター プラネットオーシャン」の3針、クロノグラフが発売開始となった。発売時からオメガが誇る最新の素材と技術を搭載している、と話題になっていたモデルだ。
5月の発表以来、いよいよ発売されるシーマスターの新作
2019年5月に発表された新作「シーマスター ダイバー300M クロノグラフ」「シーマスター プラネットオーシャン」の3針、クロノグラフが発売開始となった。発売時からオメガが誇る最新の素材と技術を搭載している、と話題になっていたモデルだ。
素材、カラー、ストラップのバリエーションも豊富でより好みに寄り添った選択肢が広がっている。
シーマスターダイバー300Mクロノグラフではステンレススティール、ステンレススティールと18Kイエローゴールドのコンビ、ステンレススティールと18Kセドナ™️ゴールドのコンビがある。にはダイバー300Mのアイコニックな波模様がレーザーエングレービングされている。
セドナ™️ゴールドがこちらのカラーだ。言わずと知れたネイティブ・アメリカンの聖地、世界有数のパワースポットの名前を冠した独自のゴールドカラー。夕日に輝く姿を現地まで行って見たことがあるという人も多いかもしれない。そういえばオメガシーマスターシリーズは山に海に、フットワークの軽い旅好きの所持率が高いモデルだ。
ステンレススティールモデルにはホワイトエナメルで、ステンレススティール&ゴールドモデルにはオメガのセラゴールド技術でダイビングスケールを描いている。このセラゴールド技術はベゼルの表面全体にゴールドの被膜を作り、その後ベゼルの表面を研磨し、ベゼル上のゴールドの被膜を取り除く作業を行う。溝に入ったゴールドはそのままスケールとして残るというオメガが世界で最初に生み出した加工技術なので、機会があればぜひセラゴールド技術を採用したモデルのベゼル部分をしっかりと見ていただきたい。
2005年のオリジナルモデルを彩っていたベゼルとストラップのオレンジを新しくオレンジセラミック「ZrO2」(特許申請中)のベゼルリングでよみがえらせた。
青系の色は比較的表現しやすいが、赤系をセラミックで表現するのは非常に難しいとされている。オメガは先述した通り、セラミック加工技術で高い開発力と技術力を持っているので、この鮮やかな色のセラミックの開発に成功した。
43.5mmケースの3針モデルはポリッシュ仕上げのホワイトセラミック。「ZrO2」ダイアルがベゼルやインデックスのアラビア数字のオレンジと美しいコントラストを生み出している。ムーブメントはオメガマスタークロノメーターキャリバー8900。
一方、ひとまわり大きな45.5mmケースのクロノグラフモデルはグレード5のチタンダイアルの表面にセラミック処理を施し、硬化皮膜を作ることでシックなディープグレーのダイアルカラーを作り出し、強い個性を放つ存在とした。こちらのモデルにもベゼルリングのほか、インデックスのアラビア数字や秒針の先端、3時位置の同軸積算計の分針、そしてプッシャー部分にもアイコニックなオレンジカラーが施されている。ムーブメントはオメガマスタークロノメーター9900。