オリエントスターの「ダイバー」から、新たなカラーの3モデルと既存のカラーに付け替え用シリコンバンドをセットにした2モデルが発表された。発売は2020年3月5日を予定している。
本格ダイバーズウォッチにファッショナブルなカラーリングのモデルが追加
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ディープブルーのダイアルに、ディープブルーとレッドの2色ベゼルを採用したモデル。グラデーションの美しいダイアルは深い海を想起させる。自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径43.6mm、厚さ 14.0mm)。200m防水。8万3000円(税別)。(スペックは5種とも共通)
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グレーのダイアルに、ブルーとオレンジの2色ベゼルを組み合わせたプレステージショップ限定モデル。全体的に明るめの色合いとなっており、タウンユース向きといえるだろう。マットな質感のグレーダイアルは、砂浜や海の生命力をイメージしたものだ。使い込んで日に焼けたようなベゼルリングカラーが特徴。
オリエントスターのスポーツコレクションを代表する「ダイバー」は、昨年8月に新しく展開されたモデルである。リーズナブルな価格でありながら、200m空気潜水用防水対応の本格的なダイバーズウォッチとして人気を博している。ダイバーズウォッチに対する最小要求事項はISO 6425に定められているが、このオリエントスターはそのすべての要求事項を満たした正真正銘のダイバーズウォッチなのである。
今回発表されたのはそんな「ダイバー」の新モデルだ。ダイビングをイメージさせるカラーバリエーションは、ディープブルーダイアルとグリーンダイアル、グレーダイアルの3種類。ディープブルーダイアルとグレーダイアルのモデルには、2色づかいのベゼルを採用している。付け替え用のシリコンバンドは強化シリコンを採用し、ウェットスーツに装着しやすいよう伸縮性に優れている。凹凸の少ないスムーズなフォルムは、普段使いでも快適な着け心地だ。
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グリーンのダイアルとベゼルを採用したモデル。ダイアルは美しいグラデーションカラーとなっている。近年、多くのブランドがグリーンを取り入れたモデルを展開するようになったが、以前より多彩な色使いのモデルを製造し続けてきたオリエントらしく、まとまりの良さは見事である。
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昨年8月に発売された既存モデル。ダイバーズの王道ともいえる視認性の高いブラックダイアルが採用されている。新作の発表に伴い、シリコンバンドが付属するようになった。全種共通の仕様であるが、ケースはマット仕上げを基調としており、ダイバーズウォッチならではの道具感を強く感じさせる。
外観は至ってシンプルにまとめられている。耐衝撃構造のケースはリュウズガードがないためすっきりとしており、ダイバーズウォッチでありながらも多くのシーンで活躍できるデザインだ。丸みを帯びた形状のインデックスと針は箱型の構造をしており、その中へ高輝度蓄光塗料ルミナスライトを流し込んでいるため、暗所での視認性にも優れている。ダイアル上、11時から1時位置にかけては、オリエントのアイコンともいえるパワーリザーブインジケーターが設置されている。デザイン上のアクセントとしてはもちろんのこと、ダイバーが命を預ける時計の稼働時間を視覚的に把握できるという極めて実用的な意味も持つ。
搭載されるムーブメントは、1971年以来長期にわたって同社の基幹ムーブメントとして活躍している46系のキャリバーF6N47である。ダイバーズウォッチ向けに改良されたこのムーブメントは、約50時間のパワーリザーブを有する。何といっても普及品として数多のシーンで実用され、改良を重ねてきた46系であるからこそ、精度や耐久性をはじめとする性能への信頼性は絶大なものである。
ダイバーズウォッチは、本来の用途から考えるとどうしても機能面を重視しがちである。しかしながら今回のラインナップ強化によって、タウンユースにも使える選択肢が更に増えたことは、ファンにとって朗報ではないだろうか。
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こちらも既存モデルにシリコンバンドを付属させたものである。爽やかなブルーのダイアルは、オンオフ問わずさまざまなシーンにマッチするだろう。なお、シリコンバンドは新しいカラーバリエーションである3種にも付属する。
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