バーゼルワールドの事務局であるMCHは、2020年2月24日に、シチズンがバーゼルワールド2020の出展取りやめを伝えるプレスリリースを発表した。
シチズンがバーゼルワールド2020の出展を取りやめ
リリース内でバーゼルワールドのマネージングディレクター、ロリス・メリコフはこう述べた。
「コロナウイルスにより、次回のバーゼルワールドから撤退するという日本及び米国の友人の決定を、大変残念に思う。30年以上(1986年から)バーゼルワールドに忠実だったシチズン時計グループに属するシチズンブランドとブローバブランドが、遺憾をもって痛みを伴う決断を下したが、2021年のバーゼルワールドには戻ってくると保証した」
また、シチズン時計株式会社のマネージングディレクターである竹内則夫も次のように述べる。
「シチズン時計グループは、バーゼルワールドのプロジェクトとその変革を強力にサポートしている。私たちは、時計業界全体を結びつける大きなイベントの重要性を信じている」
リリースによればシチズンとブローバのブランドは、それぞれの国でローカルイベントを開催することによって、バーゼルワールドへの不在を補うとのことだ。
バーゼルワールドのマネージングディレクターであるミシェル・ロリス・メリコフは次のように付け加えた。「私たちはバーゼルワールドの準備に引き続き注力する。すでに決まったショーのスケジュールは変更されないし、今後のショーで発表する予定の、準備中である多くの新しい機能とフォーマットの発表を楽しみにしている。またコロナウイルスに関する限り、私たちは、日々非常に注意を払っており、保健当局とその進展を綿密に監視している。これまでに、バーゼルワールドが2020年4月30日から5月5日まで予定どおりに開催される、と断言する」
バーゼルワールドについては、機会を見てまたレポートを上げたい。