【2020新作時計】セイコー「1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン」

2020.03.23

セイコーは、1965年に発売された国産初のダイバーズウォッチをベースに、現代的にアップデートを加えた「1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン」を発売する。オリジナルの良さを活かしつつ、ケースサイズの拡大やカラーリングの変更、ブレスレットの装着によって、汎用性に優れたダイバーズウォッチとして纏め上げた。

セイコー「1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン」

セイコー 1965メカニカルダイバーズ 現代

オリジナルの持つシャープな形状のケースを踏襲しつつ、随所に現代的なアップデートが加えられている「SBDC107」。搭載されるムーブメントは、約70時間のパワーリザーブを誇る「Cal.6R35」である。自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径40.5mm、厚さ 13.2mm)。200m防水。世界限定5500本。14万円(税別)。

伝説的な名機をベースに現代的な解釈を加えたダイバーズウォッチ

 セイコーより、1965年に発売された国産初のダイバーズウォッチをベースに、現代的にアップデートを加えた「1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン」が発売される。発売日は2020年6月19日、数量限定5500本での販売となる。国内での取り扱いは、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーグローバルブランドコアショップに限定される。

 このモデルの特徴は、何といっても1965年に発売された国産初のダイバーズウォッチのデザインを随所に取り入れているところだ。オリジナルは、歴史的に見てマイルストーンとして重要なモデルであるが、それ以前に、太く角ばったインデックスと針、シャープな形状のケースが、単純にデザインとして優れており、それゆえにファンも多いモデルだ。

セイコー 1965メカニカルダイバーズ 現代

ブルーグレーのダイアルにイエローが差し色となり、モダンな印象にまとまっている。オリジナルはラバーストラップ仕様であったが、ステンレス製のブレスレットが装着されることで、より汎用性が高まった。

 現代デザインといえども、過度に手を加えることはせず、オリジナルの魅力を活かしつつアップデートを加えていることが分かる。まず、ケースサイズは40.5mmに少しだけ拡大され、現代のスポーツウォッチの標準的なサイズとなった。しかしながら間延びした印象を受けないのは、同時にベゼルの幅を大きくしたためだろう。

 ダイアルカラーは、同時期に発表されたセイコーダイバーズ復刻3部作同様にブルーグレーとなっており、秒針と「DIVER'S 200m」の文字に使用されている黄色と相まって、スポーティな印象を与えている。ステンレスブレスレットの他、ブルーグレーの強化シリコンストラップが付属し、付け替えることで異なる雰囲気を楽しむこともできる。


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