【2020新作時計】モーリス・ラクロア「アイコン クロノグラフ スケルトン」

エッジの効いた力強いシルエット

　モーリス・ラクロアは、AIKON（アイコン） シリーズの新作『アイコン クロノグラフ スケルトン』を発表した。エッジが立った彫刻をイメージさせるアイコンオートマティックの力強いシルエットと、モーリス・ラクロアのDNAとも言えるマスターピースシリーズのスケルトン技術を受け継いだ文字盤の複雑さが融合し、非常にグラフィカルなタイムピースが誕生した。

力強い印象を増幅するスケルトン加工技術

　ベゼルのサイズを縮小することによりムーブメント全体の視認性を確保し、6本のアームがサファイアクリスタルの上に張り出している。アームに刻まれた6 つのインデックスとふたつのクロノグラフ カウンターを備えたダイアルには、アームやベゼルより濃いサテン仕上げが施されグレイッシュな色彩が際立った。ダイアルから覗くムーブメントはブラックゴールドDLCコーティングされ、クリアサテンを纏った下層部分とのコントラストで生まれる立体的なグレーのレイヤーが楽しめる。
　この2カウンター クロノグラフには2016年に製造されたマスターピースクロノグラフスケルトンに搭載された自動巻きキャリバーML206 が収納されており、力強いラインを描くスケルトンの加工技術のアイデンティティがこの新作アイコンにも継承されている。