オメガとスイスのセーリングチームであるアリンギの力強いパートナーシップ。セーリング界におけるこのユニークなコラボレーションに敬意を表し、オメガは新作モデル「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アリンギ」を発表した。オメガとアリンギが共有する価値観とクオリティを体現するタイムピースである。
オメガ「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アリンギ」
手巻き(cal.1865)。19石。2万1600振動/時。約48時間パワーリザーブ。セラミックケース(直径44.25mm、厚さ13.8mm)。50m防水。116万円(税別)。8月発売予定
巧みな装飾が施されたキャリバー1865
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今回、モデルのベースにスピードマスターが選ばれたのは、水上を飛ぶように駆け抜ける高速ボートのイメージを完璧に反映しているからだ。最も印象的な新作の特徴は、巧みな装飾が施されたキャリバー1865である。
カーボン製船体のデザインを模したハニカム模様をレーザーで刻印
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この手巻きムーブメントは、セーリングクルーにとって理想的な軽くて薄いデザインを実現しており、オメガはムーブメントの開発段階においてアリンギの新しいボートであるTF35カタマラン(双胴船)から着想を得た。TF35のカーボン製船体のデザインを模して、メインプレートとバレルブリッジにはハニカム デザインがレーザー加工で施されている。また、その他すべてのブリッジにも、船体に使用されているカーボンからインスピレーションを得て、レーザー加工によってブラック仕上げのカーボン デザインが施されている。
凝った意匠はサブダイヤルにも
2つのサブダイアルにも趣向が凝らされている。3時位置の30分積算計には、レースのスタート予告/準備タイムを示す4分もしくは、5分が赤く表示されており、水上での正確な時間把握に役立つ。6時位置の12時間積算計は、伝統的なサブダイアルデザインに代わって、アルミニウムの表面に酸化被膜をつくるアルマイト処理が施されたサンドブラスト仕上げのアルミニウム製ディスクが配され、そこに赤いアリンギのロゴが転写されている。アリンギチームのロゴは”a”の文字を基調として、レース直前に海に浮かぶ2艘のボートがイメージされている。そしてクロノグラフ機能を用いる際、このロゴが回転する仕組みになっている点も注目であろう。
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https://www.webchronos.net/features/30395/