日本限定カラー3色が追加された「ティソ ヘリテージ バナナ」

1916年に誕生して以来、100周年の節目の年を経て新作モデルが登場。斬新さと高貴な印象を併せ持つティソの“バナナ・ウォッチ”こと「ティソ ヘリテージ バナナ」に日本限定の3つの新色が追加される。

バナナと呼ばれる理由

　“バナナ・ウォッチ”の愛称で親しまれるティソのアイコン、「ティソ ヘリテージ バナナ」に3色の日本限定モデルが追加された。ティソ ヘリテージ バナナのオリジナルモデルが登場したのは今から100年以上前、1916年のことだ。以降、何度も復刻されているが、大きなデザイン変更は行われていない。大きく湾曲したケースは腕のカーブに自然となじみ、着用感を高める。この曲線こそが「バナナ・ウォッチ」の由来となっている。

　斬新でありつつ、高貴な印象を併せ持つユニークな個性はアール・ヌーヴォー様式特有の自由で柔らかな造形がデザインの端々に生かされていることによる。どの時代においても多くの人の心をつかむ普遍的なデザインは現代においても引き継がれている。

　ケース自体の形状だけでなく、文字盤部分の躍動感あるアラビア数字インデックスとスペード針のハーモニーも、同作が長年にわたって親しまれてきた理由のひとつだ。中央から伸びる放射状にデフォルメされたインデックスデザインが100年以上前から存在していたことにも着目したい。

　そんなティソの定番に追加されたのが、3つの日本限定モデルである。トレンドカラーとしてこの数年、急速に数を増やしつつあるグリーンダイアルモデルと、ミラネーゼブレスレットを装備したホワイトダイアル＆ブルーダイアルモデルだ。

　クロコダイルの型が押されたカーフストラップに深い緑の文字盤が合わせられる前者は、主張が強くなりがちなグリーンダイアルモデルに巧みに落ち着きを与えている。これならば幅広い服装に合わせることが可能だろう。

　現行のティソ ヘリテージ バナナではホワイトダイアルモデルとブルーダイアルモデルのみが採用するミラネーゼブレスレットはクラシカルな見た目のみでなく、通気性に優れるなど、高い実用性を持つ。高温多湿の日本に向けた限定モデルならではの気遣いだ。

スペックテスト／ティソ「ティソ ヘリテージ 1973」

https://www.webchronos.net/specification/48681/

ティソ「ジェントルマン オートマティック」に日本限定モデル登場

https://www.webchronos.net/news/42517/