オーデマ ピゲの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」コレクションに、エナメル職人のアニタ・ポルシェが文字盤製作を手掛ける「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ」3部作が加わった。
手巻き(Cal.2956)。53石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWG(直径41mm、厚さ13.5mm)。2気圧防水。価格要問い合わせ。
アニタ・ポルシェの繊細なグラン フー エナメルダイアル
1875年の創業以来、数多くの複雑時計を生み出してきたオーデマ ピゲ。その系譜を受け継ぐ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ」3部作は、著名なエナメル職人アニタ・ポルシェが文字盤製作を手掛ける。それぞれダイアルデザインの異なるこの3部作に加え、ふたつのピースに限り、好みや要望に合わせたオリジナルのエナメルダイアルをオーダーすることができる。
深みのある色合いのグラン フー エナメルダイアルを飾るのは、ゴールドでできたスパンコール。スパンコールをひとつひとつ手作業で焼成したエナメルダイアルに載せ、さらに炉で焼いて一体化させるこの装飾は、1世紀以上の歴史を持つ伝統的な技法だ。海を思わせる透明感のあるブルーは、エナメルの層を何段階にも重ねていくことで生み出されている。この芸術的なダイアルを堪能するため、文字盤上からはインデックスを排している。音で時刻を知らせる時計にふさわしいデザインだ。
独自技術「スーパーソヌリ」を搭載したムーブメント
ムーブメントには、新しい手巻きムーブメントであるキャリバー2956を搭載。毎正時に時刻、15分ごとに時刻と「クォーター」を知らせるグランドソヌリ、毎正時に時刻を知らせるプチソヌリ、ボタン操作により1時間・15分・分単位で時刻を知らせるミニッツリピーターの3つの機能を備えている。通常のソヌリやリピーターではふたつ備わるゴングとハンマーを3つずつにすることにより、グランドソヌリ機構のクォーター(15分単位)を高音、中音、低音の3つの音で鳴らすことができる。モデル名の「カリヨン」とは、この3つのゴングとハンマーを指しているのだ。
さらに同社が特許を保有する“スーパーソヌリ”により、高い音質を実現。このスーパーソヌリは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とオーデマ ピゲが共同で開発したテクノロジーだ。ケースの中に音響板を設け、通常はムーブメントの地板に固定されているゴングを音響板に固定することで音を共鳴させている。
同社のコンテンポラリーなコレクションである「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」と、創業時から受け継ぐソヌリ機構、伝統的なエナメル技法を融合させた「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ」。繊細なエナメルダイアルと、スーパーソヌリの音色を堪能したい1本だ。
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