オリエント「スポーツコレクション」のフラッグシップモデル「M-FORCE」が復活

1997年に初代モデルが発売された、オリエントのスポーツウォッチ「M-FORCE」が装いも新たに復活する。第1弾はISO規格に準拠したダイバーズウォッチ。レギュラー展開の4モデルと、オリエント70周年記念限定モデルの計5モデルでの展開となる。

オリエントのアドベンチャーウォッチ「M-FORCE」とは

「M-FORCE」は強さを表現した機械式時計として、数多くの実用性の高いモデルを発表してきた。1997年～2002年に発売された初代、11年〜15年に発売された第2世代とシリーズを重ね、多くのモデルが国内のみならず海外のファンの間でも愛好されている。

　初代、第2世代のどのモデルも、本格的ダイバーズウォッチに求められる視認性や衝撃吸収性、防水性、耐食性などの条件を兼ね備え、存在感を放つデザインが特徴だ。

　今回復活を果たした第3世代となる「M-FORCE」の第1弾は、ISO規格に準拠する200m空気潜水用防水のダイバーズウォッチ。空気潜水用防水とは、圧縮空気を呼吸気体として用いる浅海潜水で、最低でも100mの潜水に耐える性能のことだ。ISOダイバーズ規格に適合するようにアレンジされた自社製キャリバーF6727や、新たに導入されたデザインにも着目したい。

大型リュウズを囲むプロテクションシールド

　最初に目を引くのは、大型のリュウズを囲むプロテクションシールドだろう。リュウズや逆回転防止ベゼルを衝撃から保護する目的で取り付けられ、強い存在感を放っている。プロテクションシールドと色を揃えた逆回転防止ベゼルに刻まれる数字は、今回から新しく導入されたM-FORCEのロゴに合わせたフォントを採用している。

　インデックスはいずれも大きめにデザインされており、ルミナスライトを塗布して高い視認性を確保している。風防はサファイアクリスタル製で、ARコーティングが施されているため反射光が低減される。メタルブレスレットも新設計され、太めに作られたラグと隙間なく連結したエンドピースがケースとの一体感を高めている。また、コマのピッチを短めにすることで快適な装着感をもたらしている。ブラック、レッドダイアルのモデルにはプッシュWロック三つ折式のステンレススティールブレスレット、オールブラック、グリーン、ゴールドグラデーションダイアルのモデルには美錠式のシリコンブレスレットが付属する。

オリエント「M-FORCE」Ref.RN-AC0L03B
自動巻き（Cal.F6727）。22石。パワーリザーブ約40時間。2万1600振動／時。SS（縦52×横47.3mm、厚さ13.2mm）。200m空気潜水用防水（ISO規格準拠）。6万5000円（税別）。

オリエント「M-FORCE」Ref.RN-AC0L04L
自動巻き（Cal.F6727）。22石。パワーリザーブ約40時間。2万1600振動／時。SS（縦52×横47.3mm、厚さ13.2mm）。200m空気潜水用防水（ISO規格準拠）。6万円（税別）。

カラーダイアルのバリエーションと70周年限定モデル

　ベーシックなブラックダイアルに加え、レッドやグリーングラデーションなどオリエントらしいカラーダイアルを備えたモデルのほか、ケースやプロテクションシールド、文字盤までマットブラックで統一されたモデルなど、現代的なデザインの4モデルがレギュラーラインナップとなっている。

　さらに、ゴールドのグラデーションダイアルを採用したオリエント70周年限定モデルも用意されている。オリエントのグラデーションダイアルとして有名なモデル「ジャガーフォーカス」をデザインモチーフとしたこのゴールドダイアルは、ブロンズカラーで仕上げたケースとプロテクションシールドと相まって、最新のM-FORCEに特別なヴィンテージ感を演出している。すべてのモデルには、タフでありながらも洗練されたM-FORCEの個性を表現するオールブラックに仕上げられた専用ケースが付属する。