ノモス グラスヒュッテは、175年にわたるグラスヒュッテの時計産業を祝福し、ステンレス製の高級精密時計、ラムダのエナメルホワイト、ブラック、ブルーの限定エディションを発表した。新しいステンレススチールのケース、新しいサイズ、エナメルホワイト、ブラック、ブルーの文字盤、クロノメーター基準に調整されたムーブメント。それはすなわち、グラスヒュッテの時計産業が始まってから175 年ということを祝福する3つの新しいタイムピースだ。それぞれのカラーが175本の限定生産で、これらは歴史あるこの街で伝統的な技術によって製作された特別なモデルである。
NOMOS「ラムダ グラスヒュッテ時計産業175年」
手巻き(cal.DUW1001)。29 石(内6 石はゴールドシャトン)。21,600振動/時。パワーリザーブ約84時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ8.9mm)。30m防水。ストラップはホーウィン社製シェルコードバン ヘリ返しタイプ20mm。世界限定各175 本。85万円(税別)
文字盤はエナメル調の光沢が特別な深みをあたえており、カーブした文字盤とサファイヤクリスタルガラスがその効果を一層引き立てている。念入りにポリッシュされたスチールのケースは、精密な高級時計でありながら日常的に使用可能だ。「Lambdaラムダ」という名前は数学でいうところの「本質的価値」に由来し、不変の価値を意味する。
大きめだがスレンダーなツインバレル式のキャリバーは、29個のルビーが完璧な動作を保証する。そのうちの6つは、グラスヒュッテの伝統的技法を踏襲し、ハンドポリッシュされたネジ留めのシャトンに装着されている。全てのパーツのエッジはハンドポリッシュで仕上げられており、スチールのパーツは一つ一つ鏡面仕上げが施されている。
丁寧に仕上げられた3/4プレートの磨きはすぐ目に留まる美しさだ。スクリューバランス(チラネジ付きテンプ)とスワンネック緩急針をもつ調速機構は古典的な手法で作られている。スワンネック緩急針のバネはテンプ受けの上にセットされ、そこにはドイツ語で「グラスヒュッテより愛を込めて」と刻印されているが、これはベテラン時計師の手作業による刻印だ。この街の持つ豊かな遺産の一つと言えるだろう。
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