オーデマ ピゲより「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」が発表された。その名の通りフライングトゥールビヨンを搭載した今作は、アヴェンチュリンエナメルダイアルを採用。CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲに更なる立体感をもたらせている。
ブラックアヴェンチュリンエナメルダイアルとピンクゴールドケースを組み合わせたモデル。自動巻き(Cal.2950)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ65時間。PG(直径41.0mm、厚さ11.8mm)。30m防水。価格要問合せ。
深みのあるアヴェンチュリンエナメルとトゥールビヨンが魅せる、新たな「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」
2019年、SIHHにてオーデマ ピゲの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」(以下CODE 11.59)コレクションが発表された。2020年は3針やクロノグラフの新作など、着実にラインナップを増やしてきた同コレクション。今回は新たにフライングトゥールビヨンを搭載した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」が追加された。同社は2018年のロイヤル オーク コンセプトコレクションで、フライングトゥールビヨンを載せた手巻きムーブメント搭載モデルを発表しているが、今回はフルローター式の自動巻きムーブメントの採用となった。厚みの面で不利となるフルローター式であるが、あえてそれに挑戦したのは同社らしいと言えるだろう。今作は、ダイアルとケースのカラーが異なる1型2種での展開となる。
ひとつめは、ダイアルにブラックアヴェンチュリンエナメルを採用し、インデックスや針、ケースにピンクゴールドを用いたモデルだ。このダイアルは、ゴールド素材の上にアヴェンチュリンガラスのパウダーを重ね、グランフーエナメルで仕上げたものである。焼成は職人の手作業によって行われ、何度も何度もガラスパウダーの塗り重ねと焼成を繰り返すことで、ひとつひとつ違った表情を持つダイアルに仕上げられる。
2種目は、スモークブルーのアヴェンチュリンエナメルダイアルを採用し、インデックスや針、ケースにホワイトゴールドを用いたモデルである。スモークブルーの色合いは、エナメルの中にブルーとブラックのアヴェンチュリンガラスを混ぜ合わせることで実現させている。
デザインは、両モデルともCODE 11.59の基本を踏襲している。薄い円形のベゼル、8角形のミドルケース、円形のケースバック、そして大胆に肉抜きされた短めのラグなど、いずれも他のコレクションでは見られない唯一無二の意匠である。今作で採用されたアヴェンチュリンエナメルは、ダイアルに透明度と深みを持たせることで、CODE 11.59にさらに立体的な表情を与えた。同コレクションの魅力を更に引き立てる仕様だと言えるだろう。
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