異なる分野のクリエイターをつなぐ、オーデマ ピゲの音楽シリーズ「180」

2021.01.18

オーデマ ピゲは、異なるジャンルで活躍するクリエイターをつなぎ、新たな音楽の創造を目指す音楽シリーズ「180」を発表した。それぞれ異なる映画監督が手掛ける5つのエピソードで構成されるこのシリーズは、2019年から始まった音楽プログラムの一環としてユニークな音楽体験を生み出すことを目的としている。現在ふたつのエピソードが公開されており、公式ウェブサイトもしくはYoutube上で視聴可能だ。

LE LANGAGE DES AMES

音楽シリーズ「180」のエピソード1となる「LE LANGAGE DES AMES(魂の言語)」において、レコーディングを行うシンディ・ブルーナとTchakø。


異分野のコラボレーションから新たな音楽を生み出す「180」シリーズ

 2019年から音楽プロジェクトを展開するオーデマ ピゲ。ノルウェー出身のサウンドアーティスト、ジャナ・ウィンダレンによるサウンドインスタレーションを19年の「アート バーゼル」に出展し、同社主催のイベント「時計以上の何か」では、RYOJI IKEDAによるオーディオビジュアル作品「data-verse」、アレクサンドル・ジョリーによるサウンドインスタレーション「ワイルド・コンスタレーション」を展示した。

 音楽シリーズ「180」は、この音楽プロジェクトの一環として20年11月から始動した。5つのエピソードから構成され、それぞれ異なる映画監督とシンガー、ミュージシャンがタッグを組んで楽曲を作り出す。異なる分野のクリエイターがコラボレーションすることにより、新たな音楽領域の創造を促すというのが、このシリーズの目的だ。

エピソード1「LE LANGAGE DES AMES(魂の言語)」

シンディ・ブルーナ

182cmの長身を生かし、ファッションモデルとして活躍するシンディ・ブルーナ。フランス出身の彼女だが、イタリア人の父親とコンゴ人の母親を持ち、現在はアメリカを拠点として活動している。

 2020年11月に公開された「LE LANGAGE DES AMES(魂の言語)」は、180の最初のエピソードとなる作品だ。この作品では、フランス出身の映画監督アニッサ・ボヌフォンとモデルのシンディ・ブルーナ、音楽プロデューサーでDJでもあるTchakøがコラボレーションを果たした。さまざまなミュージックジャンルのハイブリッドともいえるTchakøの音楽だが、今回メインとなるのは彼が奏でるピアノの音色。タイトルの由来ともなった、ハリール・ジブラーンの詩を朗読するシンディの声が重なり、心地よいハーモニーを生み出す。動画と音源の視聴はこちらから。

Tchakø アニッサ・ボヌフォン

2019年に初めてのシングルをリリースしたTchakø(左)と、ドキュメンタリー映画「Wonder Boy」でトライベッカ映画祭長編ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞した映画監督アニッサ・ボヌフォン(右)。

エピソード2「Come Around(巡り来る)」

 21年1月には、エピソード2となる「Come Around(巡り来る)」が公開された。映像を制作するのは、モントリオールを拠点に活動する映像ディレクター、パトリック・アントニエヴィチ。ミュージシャンのベッタ・レミと音楽グループTHe LYONZがコラボレーションし、2日間という限られた時間の中で楽曲制作、レコーディングを行った。1960年代のポップスや90年代のダンスミュージックの影響を受けたベッタ・レミと、電子音楽とヒップホップを融合させたTHe LYONZの音楽が出会うことで、独特の世界観を持つ楽曲が生み出されている。動画と音源の視聴はこちらから。

Come Around

スタジオでのレコーディングの様子。ベッタ・レミは、初対面のアーティストがひとつの部屋で音楽を創造する工程は「刺激的な社会実験のようだった」と語っている。



Contact Info: オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000


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