オーデマ ピゲは、異なるジャンルで活躍するクリエイターをつなぎ、新たな音楽の創造を目指す音楽シリーズ「180」を発表した。それぞれ異なる映画監督が手掛ける5つのエピソードで構成されるこのシリーズは、2019年から始まった音楽プログラムの一環としてユニークな音楽体験を生み出すことを目的としている。現在ふたつのエピソードが公開されており、公式ウェブサイトもしくはYoutube上で視聴可能だ。
異分野のコラボレーションから新たな音楽を生み出す「180」シリーズ
2019年から音楽プロジェクトを展開するオーデマ ピゲ。ノルウェー出身のサウンドアーティスト、ジャナ・ウィンダレンによるサウンドインスタレーションを19年の「アート バーゼル」に出展し、同社主催のイベント「時計以上の何か」では、RYOJI IKEDAによるオーディオビジュアル作品「data-verse」、アレクサンドル・ジョリーによるサウンドインスタレーション「ワイルド・コンスタレーション」を展示した。
音楽シリーズ「180」は、この音楽プロジェクトの一環として20年11月から始動した。5つのエピソードから構成され、それぞれ異なる映画監督とシンガー、ミュージシャンがタッグを組んで楽曲を作り出す。異なる分野のクリエイターがコラボレーションすることにより、新たな音楽領域の創造を促すというのが、このシリーズの目的だ。
エピソード1「LE LANGAGE DES AMES(魂の言語)」
2020年11月に公開された「LE LANGAGE DES AMES(魂の言語)」は、180の最初のエピソードとなる作品だ。この作品では、フランス出身の映画監督アニッサ・ボヌフォンとモデルのシンディ・ブルーナ、音楽プロデューサーでDJでもあるTchakøがコラボレーションを果たした。さまざまなミュージックジャンルのハイブリッドともいえるTchakøの音楽だが、今回メインとなるのは彼が奏でるピアノの音色。タイトルの由来ともなった、ハリール・ジブラーンの詩を朗読するシンディの声が重なり、心地よいハーモニーを生み出す。動画と音源の視聴はこちらから。
エピソード2「Come Around(巡り来る)」
21年1月には、エピソード2となる「Come Around(巡り来る)」が公開された。映像を制作するのは、モントリオールを拠点に活動する映像ディレクター、パトリック・アントニエヴィチ。ミュージシャンのベッタ・レミと音楽グループTHe LYONZがコラボレーションし、2日間という限られた時間の中で楽曲制作、レコーディングを行った。1960年代のポップスや90年代のダンスミュージックの影響を受けたベッタ・レミと、電子音楽とヒップホップを融合させたTHe LYONZの音楽が出会うことで、独特の世界観を持つ楽曲が生み出されている。動画と音源の視聴はこちらから。
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