カルティエ現代美術財団が送る拡張現実（AR）体験「Night Vision 20／20」

カルティエ現代美術財団は、拡張現実（AR）体験ができるスマートフォン用の無料アプリケーション「Night Vision 20／20」をリリースした。アーティストのサラ・ジーが、見る者を夜の夢の世界へと引き込む。

現代アーティスト、サラ・ジーの世界をARで

　カルティエ現代美術財団は、アーティストのサラ・ジーが手掛けた拡張現実技術を用いた作品を体験できる、スマートフォン用のアプリケーション「Night Vision 20/20」をリリースした。

　サラ・ジーは、1969年生まれでニューヨークを中心に国際的に活動するアーティスト。画鋲やペットボトル、小型扇風機、チューインガムといった、日常的に手に入る大量生産された工業製品を素材とした大規模なインスタレーションは、自然の循環や変動する都市空間のイメージを思わせる。日本では2008年に個展を開催した実績を持つ。

　そしてフランス・パリでの展覧会「Sarah Sze,Night into Day（サラ・ジー、夜から昼へ）」の一環として、彼女が初めて手掛けたAR作品を手持ちのスマートフォンで体験できるようになる。ユーザーがどこに居ようとも瞬時に夜の夢の世界へ引き込まれ、没入感のある映像作品を楽しめるのだ。

「Night Vision 20/20」では「Night into Day」展のふたつのオリジナルインスタレーションが楽しめる。本アプリはApple StoreやGoogle Playから無料でダウンロードすることが可能だ。興味のある方は是非とも体験していただきたい。