グランドセイコーは、昨年に発表したブランド初となるメンズジュエリーウォッチの第2弾として、長野県奥蓼科にある御射鹿池をテーマとしたジュエリーウォッチ「スプリングドライブ 8Days ジュエリーウォッチ」を発表した。グリーンのマザー・オブ・パール、ダイヤモンド、グリーンガーネットで、木々の緑を映す御射鹿池を表現したこのモデルは、世界限定15本で5月21より順次発売予定だ。
深緑の木々を映す水面を表現したメンズジュエリーウォッチ第2弾
2020年、グランドセイコーはブランド初となるメンズジュエリーウォッチ「スプリングドライブ 8Days ジュエリーウォッチ」を発表した。ダイヤモンドダストとも呼ばれる自然現象「細氷」をイメージしたこのモデルに続くメンズジュエリーウォッチ第2弾として、21年2月に発表されたのが長野県奥蓼科にある「御射鹿池」をモチーフとしたモデルだ。
標高1500mの山の中にある御射鹿池は、周囲をカラマツ林に囲まれた静かな池である。昭和を代表する日本画家、東山魁夷の作品『緑響く』のモチーフとなったことでも知られ、数多くの観光客が訪れる場所だ。今作ではグリーンマザー・オブ・パールのダイアルで、東山魁夷も描いた緑の木々が映る御射鹿池の水面を表現している。
ダイアルを取り囲むのは、テーパーバゲットカットのダイヤモンドとグリーンガーネット。さらにその周りにも、合計60石のダイヤモンドとグリーンガーネットが配されている。テーパーバゲットカットのグリーンガーネットは、インデックスの役割も果たしている。時刻を読み取りやすくするため、12時位置の石のみ他よりも幅が広いものを採用するなど、実用性への配慮も忘れてはいない。
ケース素材にはプラチナを採用し、リュウズにはブリリアントカットのダイヤモンドをセットした。搭載するムーブメントは、マイクロアーティスト工房が手掛けるキャリバー9R01だ。3つの香箱とセイコー独自のスプリングドライブ機構を備えたこのムーブメントは、最大約192時間ものパワーリザーブを誇る。また富士山をかたどった受け、街の明かりを模したルビー、諏訪湖をイメージしたパワーリザーブ表示で、スプリングドライブが生まれた諏訪の街の情景を表現している。
神秘的な御射鹿池をモチーフとした2021年のスプリングドライブ 8Days ジュエリーウォッチは、セイコー創業140周年記念限定モデルとして、世界限定15本での販売となる。グランドセイコーブティックでの先行販売は、5月21日から開始予定だ。
手巻きスプリングドライブ(Cal.9R01)。56石。パワーリザーブ約192時間。Pt(直径43mm、厚さ13.5mm)。日常生活強化防水(10気圧防水)。世界限定15本。2000万円(税別)。5月21日発売予定。
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