オーデマ ピゲは「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」の新作1型3種を発表した。新しいハイビートムーブメントを搭載した今作は、より視認性を高めたダイアルとシーンを問わず使いやすい落ち着いたカラーリング、そして新しいシステムの採用で簡単に取り外し可能なストラップが特徴だ。
新ムーブメントや新しいストラップ交換システムでアップデート
オーデマ ピゲの主要コレクションのひとつである「ロイヤル オーク オフショア」に、新ムーブメントを搭載した新しい「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」が加わった。同社のアイコニックピースである「ロイヤル オーク」をベースに、プロフェッショナル向けのダイバーズウォッチとしてのスペックアップを図ったこのモデルは、ビス留めのベゼルを損なわない内転スケールとメガタペストリーダイアルが特徴に挙げられる。今作もそれらを踏襲しつつ、よりブラッシュアップされた仕様となっている。
30気圧防水を誇るケースは前作同様、直径42mmに抑えられ、頑強さと取り回しやすさを両立させている。右側面には大型のリュウズガードが配され、ヘアライン仕上げがソリッドな質感を際立たせている。10時位置のリュウズは潜水時の経過時間計測用の内転ベゼルを操作するためのものだ。ふたつのリュウズにはブラックセラミックスが用いられており、耐傷性を高めるとともにデザイン上のアクセントにもなっている。ダイバーズウォッチらしくラバーストラップが装着されているが、今作はストラップをワンタッチで取り換えられる仕様となっており、カーフレザーのストラップに交換することでさらに活躍の場が広がるだろう。
ダイアルはメガタペストリーのパターンが施されている。視認性に配慮した太めのインデックスと針にはそれぞれスーパールミノバが塗布され、夜間や暗所でも時刻を読み取りやすくなっている。今作のインデックスは6時、9時、12時位置のものが長くなっており、判読性も高められている。前作のブランドロゴはフルスペルであったが、今作では「AP」のみとなっており、すっきりとした印象になった。
新しくなったムーブメントは、2万8800振動/時のキャリバー4308だ。前作で搭載されていたキャリバー3120よりも高い振動数となっているが、パワーリザーブは約60時間をキープしている。
ダイアルカラーは、カーキ、ブルー、グレーの3種類が用意されている。ロイヤル オーク オフショア ダイバーといえば、ステンレスと貴金属を併用したバイカラーケースやビビッドなカラーのモデルがラインナップされていたこともあり、それらと比べるとかなり落ち着いたカラーリングである。一見すると変化の少ない今作だが、随所に施されたアップデートはより一層の熟成を感じさせる。
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