オーデマ ピゲ【2021年新作】ふたつの複雑機構を備えた「ロイヤル オーク オフショア フライング トゥールビヨン フライバック クロノグラフ」

2021.04.03

オーデマピゲは、ロイヤル オーク オフショア コレクションに新たなコンプリケーションを加えた。「ロイヤル オーク オフショア フライング トゥールビヨン フライバック クロノグラフ」は名前の通りふたつの複雑機構を備え、新デザインの43mmチタン製ケースを採用する。2021年6月発売予定で、100本のみ製作される。

オーデマ ピゲ

オーデマピゲ「ロイヤル オーク オフショア フライング トゥールビヨン フライバック クロノグラフ」
自動巻き(Cal.2967)。40石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。Ti(直径43mm)。10気圧防水。世界限定100本。2021年6月発売予定。価格要問い合わせ。


初併載されるふたつの機構

 今回発表された新作「ロイヤル オーク オフショア フライング トゥールビヨン フライバック クロノグラフ」は、その名前が示す通り、複雑機構であるフライング トゥールビヨンとフライバックを搭載している。本作が搭載するキャリバー2967は、2020年に発表された「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ」で初めて採用された自社製ムーブメント、キャリバー2952と基本設計が共通だ。ベースとなるキャリバー2952という名称で、CODE 11.59らしい繊細なデザインだったが、オフショアコレクションに相応しくするため、より力強くスポーティなデザインが与えられた。

ロイヤル オーク オフショア

 直線が目立つチタン製ブリッジにはブラックPVDコーティングが施されており、サテンブラッシュ仕上げとハンドポリッシュ仕上げに分けられている。ブリッジの外側の面はPVD後にコーティングを除去するよう磨き上げることで、カラーに強いコントラストを与え、面取りされた部分は見事な鏡面を作り上げた。

 そのブリッジの隙間からはロジウムメッキが施された各歯車を眺めることができるほか、6時位置で強調されるフライングトゥールビヨンが、2万1600振動/時という低振動で優雅に回転する。ダイアル側だけでなくケースバック側からも、オープンワークを施した回転垂や緻密な複雑機構を眺めることが可能だ。ブラックとシルバーの無機質な外観の中で、赤くペイントされたクロノグラフの針がアクセントを与えている。

新デザインを取り入れた43mmケース

 先鋭的な意匠を持つムーブメントを包み込むのは、人間工学に基づいて新たにデザインされた43mmのチタン製ケースだ。ベゼルとミドルケースの表面はそれぞれサンドブラストが施され、大きく「面取り」された部分は、これまでのロイヤル オーク オフショアコレクション同様にハンドポリッシュで仕上げられている。

ケースバック

 ねじ込み式のリュウズと幅広のプッシュボタンにはブラックセラミックが用いられ、ガードと共に洗練されたカーブを描いている。サファイアクリスタルをはめ込んだチタン製のケースバックはサテンブラッシュ仕上げで、世界限定100本を証明する刻印が輝く。

簡単に交換できるストラップ

 2021年に発表された新しいロイヤル オーク オフショアコレクションに共通する良いニュースが、簡単に交換できるストラップが採用されたことだろう。ケースバック側からふたつのスタッズの突起を同時、もしくは片方ずつ押すことでストラップを簡単に取りはずせる同機構は、ダブルプッシュシステムと名付けられる。着用中に外れてしまう心配もなく安全だ。

 本作には初めから付けられているブラックのラバーストラップの他に、大きな竹斑が入った最上位のブラックアリゲーターストラップが付属する。これまでのドライバーが必要だった面倒な作業が省かれ、気分次第で簡単に雰囲気を変えることが可能になったのだ。


Contact info: オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000


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