オメガは、デ・ヴィル トレゾア コレクションにサブダイアルを配したふたつの新作を発表した。センターセコンドのみだったメンズモデルのトレゾアに、スモールセコンドとパワーリザーブ表示を追加し、コレクションを充実させる。
愛好家を刺激するインダイアル
薄型のスリムケースに、細いバーインデックスと針がドレスウォッチらしい品格を表す「デ・ヴィル トレゾア」コレクション。オメガが初めてトレゾアという名前を与えたのは1949年で、時計内部のムーブメント、すなわち「トレジャー(宝物)」を意味していた。
当時のオリジナルモデルは、オメガの名機と称される30mmキャリバーを搭載しており、この傑作ムーブメントが優れた性能やデザインの代名詞となったのだ。現在は「デ・ヴィル」コレクションの中に位置しており、エレガントなスタイルを継承しながら、最新のムーブメントと組み合わせて注目を集めている。
手巻き(Cal.8934)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KYG(直径40mm、厚さ10.07mm)。30m防水。205万7000円(税込み)。2021年9月発売予定。
今回コレクションに加えられた2機種は、そのままモデル名が示す通り「デ・ヴィル トレゾア スモールセコンド」にはスモールセコンドを、「デ・ヴィル トレゾア パワーリザーブ」にはパワーリザーブ表示を搭載した。トレゾアのメンズモデルはこれまでセンターセコンドのみの展開だったが、機能を主張せず洗練されたデザインの中に違和感なく落とし込み、コレクションのバリエーションを充実させたのである。
手巻き(Cal.8926)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。18Kセドナゴールド(直径40mm、厚さ10.7mm)。30m防水。199万1000円(税込み)。
搭載されるムーブメントは、マスター クロノメーターの認定を受けた自社製キャリバーだ。スモールセコンドを備えるCal.8926と、パワーリザーブのための輪列を追加したCal.8935は、共通してコーアクシャル方式を採用した手巻き仕様である。
またトランスパレントの裏蓋からは、中心から放射状に広がるコート・ド・ジュネーブ仕上げを鑑賞することが可能だ。機械式時計の愛好家にも支持されるであろう要素を詰め込んだ、魅力あふれる選択肢が生まれた。
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