オメガのシーマスター ダイバー300Mコレクションから、全体をブラックカラーで覆った「シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック」が登場する。海の深みと深海の暗闇を表現した野心作は、見た目以上の視認性を実現した。
ダイバーズにしてオールブラック
1993年に誕生したオメガ「シーマスター ダイバー300M」は、逆回転防止の回転ベゼルを持ちプロフェッショナルに向けた本格ダイバーズウォッチだ。ケースのデザインやムーブメントを変更し、複数回のモデルチェンジを続けてきたこのシリーズの最新作は、驚くべきことにブラックで覆われている。
オメガがオールブラック仕様のモデルを製作したのは今回が初めてではなく「スピードマスター ダーク オブ ザ ムーン」が、デビューした当時は大きな話題を呼んだ。何もかもが黒い時計でありながら、仕上げの異なる素材を組み合わせることで、視認性を確保した野心作だった。
自動巻き(Cal.8806)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。ブラックセラミック(直径43.5mm、厚さ14.47mm)。300m防水。102万3000円(税込み)。2021年7月発売予定。
今回の「シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック」は処女作のアイデアを、最も視認性が求められるプロフェッショナルダイバーに取り入れた。深い海の暗闇を表現した本作は、300mの防水性能を持つ43.5mmのケースにブラックセラミックを採用し、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを与えた。
最も視認性に影響するダイアルにおいても、表面の仕上げを最適に使い分けている。ブラックセラミック製のダイアルは、象徴的な波模様やミニッツトラック、素材の化学式を含めた文字などをレーザーで加工し、マットとポリッシュのコントラストを強調している。そして3本の針やインデックス、ダイビングスケール、12時位置のドットにはブラックスーパールミノバを塗布しているため、深海などの暗所での視認性も確保しているのだ。
ブラックで覆われたダイアル側とは対照的に、トランスパレントのケースバックでは自社製キャリバー8806が美しく光を放つ。放射状に施されたコート・ド・ジュネーブ仕上げや、高精度のコーアクシャル脱進機が動作する様子を鑑賞することが可能。ユーザーに与えられる5年間の国際保証は、本作に対するオメガの自信を証明するものでもあるのだ。
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