F.P.ジュルヌ【2021 新作】世界限定99本、既に入手困難モデル「オクタ オートマティック」

2021.04.16

F.P.ジュルヌは初のオクタ(自動巻き)コレクションの発表から20周年を祝うモデルとして、“オクタ オートマティック”を99本の限定で発表した。このモデルは2004年秋まで製作していた真鍮ムーブメントにプラチナケースとイエローゴールドダイヤルを備えた特別仕様である。

オクタ オートマティック

オクタ オートマティック

2021年は初の自動巻きムーブメントから発表から20周年を記念し、F.P.ジュルヌは、99本限定モデルの「オートマティック」を発表した。このモデルは、初期のノスタルジーを思い起こさせるように、40mmのプラチナケースにロジウム加工が施された真鍮製のキャリバー1300.3が駆動し、サテン仕上げのイエローゴールド製文字盤が採用され、フランソワ-ポール・ジュルヌが自ら手作業で仕上げていた2001年のプロダクトを彷彿とさせる事だろう。
F.P.ジュルヌ「オクタ オートマティック」
手巻き(Cal.1300.3)。37石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約160時間。Pt(直径40mm、厚さ10.07mm)。30m防水。世界限定99本。739万2000円(税込み)。

 2001年、約160時間も作動する初めての腕時計用自動巻きキャリバーであるオクタ(自動巻き)ムーブメントが発表された事を受けて、重大な転換期を画し、21世紀の時計製造における革新が起こっていることを証明したフランソワ-ポール・ジュルヌ。そして、この20年の間に3つの進化が導入されたが、最後に行った改良は、香箱の長い主ぜんまいに迅速にバネ力を与える効率を高めるため、自動巻き上げシステムを両巻き上げから片巻き上げに変更したことである。

 フランソワ-ポール・ジュルヌにとって、この発表とこれらの変更以来、オクタ・キャリバーは精度と耐久性を常に証明しており、「オクタは既に完成されたムーブメントであり、非現実的ともいえるその性能を達成し、もういかなる改良も必要としません」と彼は語っている。

視認性を高めるため改良された文字盤

オクタ オートマティック

 視認性を高めるため4.7x2.6mmと大きくなった日付表示窓にスペースを残すため、パワーリザーブ表示は文字盤のバランスを考えて配置し直してある。時刻表示の文字盤の数字も、少し大きくなった。今後導入される、ムーブメントに関する唯一の審美的な変更は、輪列の噛み合いがよく見えるようにオープンワークされたブリッジで、これは2021年以降のすべてのキャリバー1300.3に適用される。

オープンワークされたブリッジ

オクタ オートマティック

この限定モデルは、F.P.ジュルヌの10のブティックとエスパスにおいて購入可能だ。2022年以降、「オートマティック」は、40mmまたは42mmのサイズで、プラチナ製または18K6Nゴールド製ケース、ゴールドとギヨシェ装飾が施されたシルバー製の文字盤で、現行コレクションに追加される。


Contact info: F.P.ジュルヌ東京ブティック Tel.03-5468-0931


【インタビュー】F.P.ジュルヌ創業者「フランソワ‐ポール・ジュルヌ」

https://www.webchronos.net/features/51756/
F.P.ジュルヌ/オクタ

https://www.webchronos.net/iconic/16639/
F.P.ジュルヌ/トゥールビヨン・スヴラン

https://www.webchronos.net/iconic/25455/