L.U.Cシリーズの新作として、ショパール マニュファクチュール25周年の幕開けを告げる特別なステンレススティール製のモデル「L.U.C QF ジュビリー」が登場した。さまざまな過酷を極める試験をクリアした、特別な25本が限定販売される。
SSケース初のカリテ フルリエ認定
2021年に設立25周年を迎えるショパール マニュファクチュールは、アニバーサリーイヤーの幕開けとして「L.U.C QF ジュビリー」を発表した。同社がこれまでに培ってきた技術性能や洗練美、そして認定時計へかける情熱を体現する1本だ。
このモデルの真価は、非常に厳しい試験をクリアしている点にある。一般的に高精度を約束する認定として知られるクロノメーター検定に加え、極めて高難度とされるカリテ フルリエ(QF)財団の認定も受けている。
自動巻き(Cal.L.U.C 96-09-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SS(直径39mm、厚さ8.92mm)。30m防水。世界限定25本。182万6000円(税込み)。
3週間にわたって行われる試験の内容は、ふたつのセクションに分かれて行われる。時計本体の耐久性を検証するため、高温と低温及び湿気に対するエイジング・サイクル試験や巻き芯のプッシュプル動作試験、耐磁性試験、繰り返しの衝撃に対する試験を行う。
これらの試験をクリアしたものは次へ進み、実際に腕に着用した状態を想定した試験が行われる。運動時を含む人間の腕の動きを忠実に再現したマシンに取り付けられ、24時間の日差が0秒から+5秒以内に収める必要がある。
このような過酷を極める工程を経て、見事にそれらの基準をクリアしたものだけが「FQF 認定オート・オルロジュリー」の保証マークを取得できるのだ。なお本作は、カリテ フルリエの認定を受けた初めてのステンレススティールモデルである。
本作を特徴づけるモダンなダイアルは、若きジェントルマンのライフスタイルに寄り添うようにデザインされた。アールデコとバウハウスから着想を得て、同心円で複数のサークルを重ね、落ち着いたブルーのインデックスサークルがアクセントを与えている。クサビ型インデックスの先端と時分針の中央にはスーパールミノバが塗布されているため、暗所にも対応できる視認性を持ち合わせてる。
25本のみ製作される「L.U.C QF ジュビリー」は、その希少性から入手は困難を極めるだろう。
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