パネライ ルミノールシリーズのクロノグラフ搭載モデル「ルミノール クロノ」の新作が登場した。ダイアルカラーがブルー、ブラック、ホワイトの3モデルに加え、ヨットチームにインスパイアされた「ルミノール クロノ ルナロッサ」が世界限定1000本で販売される。
充実したラインナップ
パネライはWatches & Wonders 2021の新作として、3種類のダイアルカラーが用意された「ルミノールクロノ」と、ヨットチームカラーをまとった限定モデル「ルミノール クロノ ルナロッサ」を発表した。
パネライのアイデンティティを体現するルミノールコレクションに、クロノグラフを搭載した「ルミノール クロノ」。同社と時間計測との密接な関係は古くから続いていおり、1943年にイタリア海軍の甲板将校のために試作品として「マーレ ノストゥルム」を製作し、そこでクロノグラフ機構を初搭載した。
自動巻き(Cal.P.9200)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径44mm、厚さ15.65mm)。100m防水。110万円(税込み)。
その歴史の中で培われたノウハウを駆使し、自社製キャリバーの数々を開発。今回のモデルに搭載されている機械はP.9200で、約42時間のパワーリザーブを持つ自動巻きキャリバーである。特筆すべきは、クロノグラフを操作するふたつのプッシュボタンが、リュウズと反対側に配置されていることだろう。
これにより、ルミノールのデザインアイコンでもある大型のリュウズガードをベーシックモデル同様に設け、プッシュボタンをケースの8時と10時位置に違和感なく配置しているのだ。ツールウォッチとしての実用性も申し分なく、クロノグラフながら100mの防水性能を確保している。
ラインナップされるのは、ダイアルカラーが異なる3種類の通常モデルである。伝統を継承するブラックと、海を連想させるブルー、そして爽快感にあふれるホワイトだ。ベーシックモデル同様にサンドイッチダイアルを採用し、それぞれに個性が際立つ。クロノグラフに使用される60秒および30分積算系には明るいブルーがペイントされている。
自動巻き(Cal.P.9200)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径44mm、厚さ15.65mm)。世界限定1000本。112万2000円(税込み)。
そして通常モデルに加え、同社がサポートを行なっているヨットレースチームである「ルナロッサ・プラダ・ピレリ」にインスパイアを得てデザインされた「ルミノール クロノ ルナノッサ」がラインナップされる。ブルーのダイアルとレッドのクロノグラフ積算針のコンビネーションは、同チームのヨットから取り入れたものだ。専用にデザインされたレッドストライプのラバーストラップが、見事にマッチしている。非常に魅力的だが、世界限定1000本での展開なので、購入を希望される方は検討を急ぎたい。
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