パネライのアイデンティティを表現するルミノールコレクションに、クロノグラフ機能を追加した「ルミノール クロノ」。その最新作は、パネライは生み出した新素材であるゴールドテック™️をケースに採用した華やかな1本だ。
新素材で彩るルミノール
パネライはWatches & Wonders 2021の新作として、ブルーのダイアルとゴールドカラーのケースを組み合わせた「ルミノール クロノ ゴールドテック™️ ブルーノッテ」を発表した。
パネライの歴史を体現する「ルミノール」は同社によって開発された発光物質の名称である。それと同時に、1950年初頭に水中での使用を想定して製作したミリタリーウォッチのモデル名でもあった。イタリア海軍などのプロフェッショナル達を陰で支えた歴史を、現代まで受け継いでいる。
自動巻き(Cal.P.9200)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18Kゴールドテック™️(直径44mm、厚さ15.1mm)。50m防水。323万4000円(税込み)。
そのルミノールシリーズに、時間計測のためのクロノグラフ機能を追加したのが今回の新作を含む「ルミノール クロノ」であり、このモデルはケース素材に特殊な貴金属を採用した。モデル名の末尾にも記されているゴールドテック™️は、パネライが独自に開発した新素材であり、主に18Kのゴールド全体に対して約24%の銅と約0.4%のプラチナを含有する合金だ。銅でピンクゴールドのような温かな印象の色味を出し、プラチナを混ぜることで酸化を防いで耐食性を高めることに成功した。
ケース本体の他に裏蓋やリュウズ、そしてルミノールシリーズを特徴づける大型のリュウズガードにゴールドテック™️を採用した。ポリッシュされたベゼルと、サテン仕上げのクッションケース、力強いラグがコントラストを生み、立体感を強調している。それぞれの針もケースに合わせたカラーリングだ。
そしてゴールドテック™️の色調と非常に相性が良いのが、海を連想させるブルーのダイアルである。光沢のある表面にはサンバースト仕上げが施され、周囲の光の具合でさまざまな変化を見せる。夜光塗料をダイアルに挟んだサンドイッチ構造であるため、暗所での視認性にも優れている。
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