モーリス・ラクロアのアイコンシリーズに、新開発のキャリバーを搭載した「アイコン マスター グランド デイト」が追加された。ダイアル側でテンプが駆動し、オフセンターされたダイアルに重なるスモールセコンドや大きなデイト表示を備え、それぞれがバランス良く配置されている。
脱進機の動きを堪能
モーリス・ラクロアはWatches & Wonders 2021の新作として、オープンワークを施したダイアルが特徴の「アイコン マスター グランド デイト」を発表した。同社の大ヒットモデルであるアイコンシリーズは、価格を抑えながら品質の良さを保ち、高いデザイン性を兼ね備えるコレクションだ。近年のトレンドであるラグジュアリースポーツの要素を取り入れ、価格以上の優れた仕上げを施されたことでも人気を博している。
自動巻き(Cal.ML331)。43石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径45mm、厚さ15mm)。100m防水。93万5000円(税込み)。
今作ではアイコンシリーズが持つスポーティな要素に、マスターピースシリーズで培ったムーブメント製造のスピリットを表現した。多面体でダイナミックなラインを描くデザイン、ケースと一体化させたブレスレット、ベゼルに配されたアーム、マットとポリッシュ仕上げのコントラストを強調した「アイコン」独自のスタイル。それに加わるのが、新たにマニュファクチュールで開発された自社製キャリバーML331だ。
旧作である「マスターピース グラビティ」が持つ構造を応用し、新たなデザインコンセプトのもとで生まれた新型キャリバーは、オフセットされた時分針やスモールセコンド、大きなふたつの日付表示窓をバランス良くダイアル上で表示するように設計された。
最も目を引くのは8時位置に配されたテンプだ。カーブを帯び、スケルトン加工を施した両持ちのブリッジがしっかりと支え、露出したムーブメントの一部が時計全体のデザインとして取り入れられている。チラネジ付きの大きなテンワからアンクル、そしてガンギ車までの脱進機の動きを、オープンワークを施したダイアルから直接眺めることができるのだ。
また今作は「イージーチェンジャブルシステム」を採用しており、ベルトを工具不要で簡単に付け替えることが可能である。ケースとシームレスにつながるステンレススティールのブレスレットに加え、カジュアルな印象を持つコーデュラ素材のストラップがセットで付属しているため、気分や服装に合わせて選択できる楽しみも味わえるのだ。
Contact info: Maurice Lacroix/モーリス・ラクロア(DKSH ジャパン) Tel.03-5441-4515
https://www.webchronos.net/news/60947/
https://www.webchronos.net/news/60530/
https://www.webchronos.net/news/36404/