人気を博するモーリスラクロアのアイコンシリーズに、チタン製のケースとブレスレットを採用した「アイコン オートマティック クロノグラフ チタニウム」が追加された。チタンの質感に呼応するガンメタルグレーのダイアルに、ブルーの鮮やかなインダイアルがコントラストを生んでいる。
軽快な着用感を実現
モーリス・ラクロアはWatches & Wonders 2021の新作として、ケースとブレスレットにチタンを採用した「アイコン オートマティック クロノグラフ チタニウム」を発表した。同社のコレクションの中で最も注目され、人気を博しているアイコンシリーズは、これまで多くのステンレススティールモデルの他に、経年変化を楽しめるブロンズケースをバリエーションに加えてきた。チタン製の外装を持つ今作の登場で、新たな選択肢と更なる機能性を加えたのである。
自動巻き(Cal.ML112)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ti(直径44mm、厚さ15mm)。200m防水。47万8500円(税込み)。
軽量で高い硬度を持ち、耐腐食性、耐アレルギー性にも優れた素材であるチタンを、ケースとブレスレットに用いた本作は、これまでに無かった全く新しい着け心地を実現した。スレンレススティールよりもわずかに暗い色調で、力強い印象を感じさせる。
硬度の高いチタンは加工が難しいと同時に高コストになりがちだが、ブレスレット仕様で税込み50万円を切っていることからも、同社の戦略的な姿勢と高い技術力をうかがえる。堅牢なケースは200mの防水性能を保持しており、水中での使用も考えられている。
チタン製の外装に合わせられたガンメタルカラーをベースにしたダイアルは、これまでのアイコン クロノグラフにもあるように格子状のエンボス加工が施されている。無機質なカラーリングの中で映えるブルーカラーのインダイアルは、高いコントラストを生み、サークル状のパターンがデザインされている。
搭載されるムーブメントは機械式の自動巻きで、汎用品をカスタマイズしたML112である。約48時間の安定したパワーリザーブを持ち、クロノグラフに加えて実用性に大きく貢献するデイデイトを備えている。今作においても高い品質と価格に対するポリシーを貫いており、上質な腕時計をより多くの人に届けたいという同社のアプローチが見られる。
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