ショパール、今年もラリー開幕に合わせ「ミッレ ミリア 2021 レース エディション」を発表

ショパールがオフィシャルパートナー兼タイムキーパーを務めるイタリアのクラシックカーラリー「ミッレ ミリア」第39回の開幕を記念し、今年も新作時計を発表した。「ミッレ ミリア 2021 レース エディション」にはSSモデルと18Kエシカルゴールドを組み合わせたモデルがラインナップされ、それぞれ限定モデルとして発売される。

ミッレ ミリア、今年も開幕

　ショパールが継続して毎年発表している「ミッレ ミリア レース エディション」が今年も登場した。これは毎年イタリアで開催されるクラシックカーラリー、1000 Miglia（ミッレ ミリア）の2021年開幕を記念して発表された限定シリーズである。

　同社が1988年以降、オフィシャルパートナーおよびタイムキーパーを務めているミッレ ミリアは、77年に復活を果たした公道ラリーだ。イタリアの中に位置するサンマリノ共和国から、イタリア半島を南下してローマへ向かい、その後シエナを経由してフィレンツェを北上する約1600kmの周回コースを、伝説を残したクラシックカーの数々がドライバーの闘志を乗せて滑走していく。

「世界で最も美しいカーレース」とも称され“1000マイル”の意味を持つミッレ ミリアは、今年で39回目を迎えた。2021年6月16日から同月19日まで行われ、今年はオリジナルのレースにオマージュを捧げて例年とは逆で反時計回りのルートを走った。400台を超えるクラシックカーが、ブレシアを出発し、ティレニアの海岸を抜け、ヴィアラッジョを経由して、ローマからアペニン山脈を走破し、ボローニャを目指した。

ラリーを陰で支えるクロノグラフ

　今回発表された「ミッレ ミリア 2021 レース エディション」は、1000本限定のステンレススティールモデルと、250本限定のステンレススティールと18Kエシカルゴールドを組み合わせたモデルの2種類が用意された。

　細かなタキメーターの表記を刻んだブラックセラミックスをはめ込んだベゼルは、クラシックカーの計器類から着想を得てデザインされた。ガルバニック処理を施した真鍮製のグレーダイアルには、9時位置のスモールセコンドを中心に、サークル状のサテン仕上げが施されている。太めの針とインデックスにはスーパールミノバを塗布することで、昼間だけでなく夜間のレースでも視認性を確保している。

　3時位置には、矢印をかたどったミッレ ミリアの“レッドアロー”ロゴが配され、風防のルーペが読み取りやすくしたデイト表示を指している。またネジ止め式の裏蓋にも、チェッカーフラッグをバックに“1000 Miglia”ロゴが立体的に施され、各個体にはシリアルナンバーが刻まれており、特別感を存分に味わえる仕様だ。

　毎年発表され、多くのファンを持つコレクターズアイテムでもある「ミッレ ミリア レース エディション」。ショパールが持つ、モータースポーツ界への情熱を体現する今年の最新モデルは、ジェントルマンのためのクロノグラフである。