「シチズン アテッサ」から、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」とのコラボレーションモデルが2種類登場する。「月の淡い光」と「月の暗闇」を表現するふたつの限定モデルには、黒蝶貝やラメを施した立体的なダイアルを採用し、宇宙空間に輝く星々がデザインされている。2021年7月8日発売予定だ。
月面開発に挑むミッション
シチズンのチタニウム技術を牽引するブランド「アテッサ」から2本の限定モデルが発表された。本作は、シチズンとコーポレートパートナー契約を結ぶ株式会社ispaceが進める民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」とのコラボレーションモデルだ。
シチズンは、HAKUTO-Rで開発されているランダー(月着陸船)の脚パーツの一部に、同社が開発したスーパーチタニウム™️を提供する予定で、この月面探査ミッションに貢献する。スーパーチタニウム™️は、チタンに独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施すことにより、ステンレスの5倍以上の表面硬度を実現した素材だ。軽量で傷に強いだけでなく、肌に優しいという優れた特性を持つ。
月の明暗を表現する2本
HAKUTO-Rの月面探査ミッションをイメージした2本の新作では月の明暗をデザインに取り込んでいる。
光発電エコ・ドライブ(Cal.F950)。月差±5秒(非受信時)。フル充電時約5年可動(パワーセーブ作動時)。スーパーチタニウム™️ケース(直径44.3mm、厚さ15.4mm)。10気圧防水。世界限定1200本。28万6000円(税込み)。2021年7月8日発売予定。
ゴールドカラーをまとうCC4016-75Eでは「月の淡い光」を表現している。ケースやブレスレットの内コマには、上品な「デュラテクト MRK ゴールド」を施した。一方でブラックカラーの「デュラテクトDLC」をベゼルやブレスレットの外コマに施すことで、コントラストを付けている。
6時位置のサブダイアルには天然素材の白蝶貝を用いることで、月の表面を想起させるような「陰影の移ろい」に見立てた。またケースバックには、HAKUTO-Rのランダーが月面に着陸したイメージがプリントされている。
搭載するムーブメントは、エコ・ドライブの中の最上位機であるCal.F950で、時刻情報のみの受信では世界最速レベルである“最短3秒”を実現する。加えて時分針を自動で調整する際の駆動速度は従来の2倍だ。ワールドタイムや1/20秒の計測が可能なクロノグラフなど多くの機能を備えるフルスペック機種である。
光発電エコ・ドライブ(Cal.H800/月差±15秒・非受信時)。フル充電時約10カ月駆動(パワーセーブ作動時)。スーパーチタニウム™️ケース(直径42.0mm、厚さ10.8mm)。10気圧防水。世界限定1600本。16万5000円(税込み)。2021年7月8日発売予定。
ケースやブレスレットなど、外装パーツ全体にブラックカラーの「デュラテクトDLC」を施したAT8185-71Eでは「月の暗闇」を表現している。外周をラメが囲むダイアルには月面を細かく描き、6時位置には白蝶貝を黒色で裏打ちしたサブダイアルを備える。
針だけではなくベゼルとリュウズの一部にもゴールドカラーを施すことで、暗闇に差し込む光を表現している。またケースバックにはHAKUTO-Rのロゴをあしらっている。
搭載するCal.H800は、ワールドタイムやパーペチュアルカレンダー、アラームなど、世界を飛び回るビジネスパーソンにとって役に立つ機能を搭載する。エコ・ドライブの電波時計は時刻修正や電池交換を行う必要がないため、ストレスフリーで愛用することが可能だ。
Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
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