シチズンは、今回で5度目となる「ブルーインパルス」モデルの新作2本を発表した。現在活躍するT-4の機体カラーを取り入れた1000本限定モデルと、初代機体として導入されたF-86Fのカラーを取り入れた800本の限定モデルで、いずれも2021年7月8日から発売予定だ。
華麗な飛行を披露するブルーインパルス
シチズンは、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」とのコラボレーションモデル第5弾を発表した。同社がブルーインパルスモデルを初めて発売したのは1999年で、以来絶えない人気を誇る。
宮城県松山基地の第4航空隊に所属する「第11飛行隊」であるブルーインパルス。航空自衛隊の存在を多くの人に知ってもらうために、航空祭や国民的な行事でアクロバット飛行を行う専門のチームだ。青と白に塗られた美しい機体からその愛称で親しまれ、一糸乱れぬ隊列を組んで繰り広げられる高レベルのパフォーマンスは、見る者に感動を与える。
初代機の機体カラーをイメージ
2本の新作のうち「CB5867-79A」はブルーインパルスの初代機F-86Fの機体カラーを取り入れている。1960年ブルーインパルスに配備されたF-86Fは、アメリカから供給された当時の主力戦闘機だった。64年に開催された東京オリンピックで五輪の輪を描き、70年の大阪万博の開会式で「EXPO′70」の文字を空に描いたことで一躍有名になった。
機体側面に施されたブルーやホワイト、そして下面のオレンジをダイアルに採用し、時分針やインデックスにはベージュカラーの夜光塗料が塗布されている。
光発電エコ・ドライブ(Cal.E660)。月差±15秒(非受信時)。フル充電時約3年可動(パワーセーブ作動時)。SSケース(直径44.1mm、厚さ13.8mm)。20気圧防水。世界限定800本。6万3800円(税込み)。2021年7月8日発売予定。
「プロマスター」の名にふさわしく、搭載する機能はプロ仕様だ。光発電エコ・ドライブムーブメントCal.E660を載せ、標準電波を世界4エリアで受信し、時刻やカレンダーを自動修正する。加えて、リュウズのみの操作で世界24都市の時刻に切り替わる「ダイレクトフライト機能」のほか、パイロットが重宝する航空計算尺を装備する。
直径44.1mmのケースはマットな質感に仕上げ、ヴィンテージ感を演出するカーフレザーのストラップが合わせられた。
現用機の機体カラーを採用するブレスレットモデル
「CB5860-43A」はブルーインパルスの現用機にして3代目機種、T-4の機体カラーをモチーフにしている。T-4は日本で開発された純国産の練習機で、1998年の長野オリンピックや2002年の日韓合同ワールドカップなど、さまざまな行事の空を飾っている。
光発電エコ・ドライブ(Cal.E660)。月差±15秒(非受信時)。フル充電時約3年可動(パワーセーブ作動時)。SSケース(直径44.1mm、厚さ13.8mm)。20気圧防水。世界限定1000本。7万1500円(税込み)。2021年7月8日発売予定。
初代機から継承するブルーとホワイト、そして日の丸のレッドをあしらった本作には、スポーティなSS製のブレスレットが合わせられた。ベゼルには、ブルーカラーのメッキが施されている。
搭載する機能は2本同様で、ブレスレットと配色の違いで大きく印象が異なる。緻密な目盛りを施したダイアルでは、クロノグラフやアラーム機能を表示。また、日付表示は2100年2月28日まで調整が要らないパーペチュアルカレンダーだ。
Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
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