2021年2月に発表されて大きな話題となった「Tissot PRX クォーツ」に続き、機械式の自動巻きムーブメントを搭載した新バージョン「Tissot PRX オートマティック」が登場した。8月20日から直営ブティック・公式オンラインストアで先行発売が開始され、一般発売は9月1日だ。
ファンが待ち望んだ機械式モデル
ティソは、2021年の人気コレクションとなった「Tissot PRX」コレクションの新作を発表した。1970年代後半に発売されたオリジナルモデル誕生から40年以上の時を経て、今年2月に「Tissot PRX クォーツ」を発売。手を出しやすい価格帯と、人気の高いレトロかつスポーティなデザイン、そして価格以上の美しい仕上げが、たちまち人気を博する要素となった。
自動巻き(Cal.Powermatic 80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ最長80時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.93mm)。10気圧防水。8万2500円(税込み)。2021年8月20日直営ブティック・ティソ公式オンラインストアにて先行発売、9月1日一般発売開始。
3つのカラーが用意されたクォーツモデルの登場以来、Tissot PRXコレクションのオートマティックモデルを求めるファンの声は徐々に高まっていき、2021年8月、ついに「Tissot PRX オートマティック」の発売に至ったのだ。用意されたカラーリングはクォーツと同様の3種類だが、外装においても細かな部分が変更されている。
自動巻き(Cal.Powermatic 80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ最長80時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.93mm)。10気圧防水。8万2500円(税込み)。2021年8月20日直営ブティック・ティソ公式オンラインストアにて先行発売、9月1日一般発売開始。
自動巻き(Cal.Powermatic 80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ最長80時間。SSケース+PVD(直径40mm、厚さ10.93mm)。10気圧防水。8万5800円(税込み)。2021年8月20日直営ブティック・ティソ公式オンラインストアにて先行発売、9月1日一般発売開始。
ケースやブレスレットのデザインは、クォーツモデルからほとんど差異はない。クォーツモデル同様、直径40mmのケースからブレスレットに向かって、幅が広いリンクへとシームレスにつながっていく本作には、ラグが存在しない。柔軟性と機動性を併せ持った設計のブレスレットは、快適な装着感をもたらす。
加えて、新生PRXの代名詞である美しい仕上げは、オートマティックモデルでも健在だ。ティソが長い歴史の中で培ってきた時計製造技術は、マットな質感のサテン仕上げにも、また柔らかな質感をもたらすポリッシュ仕上げにも見ることができる。
外装において大幅に変更されたのはダイアルだ。クォーツモデルはフラットな仕上げだったことに対し、今作では立体的な「エンボスド・チェッカード・パターンダイアル」を採用した。シルバーグレー、ブルー、ブラックの3種類が用意されたこのレリーフが、オートマティックモデルであることの証である。
メタル製のバーインデックスを用いることで、ダイアルに立体感や高級感をもたらし、3時位置の日付窓の縁には、面取りされたアプライドの窓枠が取り付けられている点にも注目したい。加えて針にはスーパールミノバが塗布されており、暗所での視認性も確保されている。
Powermatic 80を搭載
ダイアルの6時位置には「Powermatic 80」という文字が配されているが、これは本作が機械式であり、ティソのオリジナルムーブメントCal.Powermatic 80を搭載していることを表している。
名称のとおり最長80時間ものロングパワーリザーブを備え、優れた耐磁性能を持つ特殊な非磁性合金、Nivachron™️製のヒゲゼンマイを採用している。時計の精度に直接的な影響を与える磁気に強いため、デジタル機器に囲まれた現代のライフタイルでも、高精度を維持しやすくなっている。
税込み価格が8万円台でありながら、高品質な外装を持ち、オリジナルムーブメントを積んだ、ここまで満足度の高い時計は少ない。再び人気を博すであろう「Tissot PRX オートマティック」の発売を心待ちにしたい。
Contact info: ティソ Tel.03-6427-0366
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