メキシコ伝統行事「死者の日」にオマージュを捧げる、ショパールのミニッツ・リピーター「L.U.C フル ストライク ディア デ ロス ムエルトス」

毎年、ショパールは伝統的に「死者の日」に捧げるタイムピースでメキシコ文化を称えてきた。今年は、メキシカンモチーフを纏ったミニッツ・リピーター搭載のユニークピース、L.U.C フル ストライクで祝う。メキシコ国際高級時計展（SIAR）で披露される世界限定1 本のタイムピース「L.U.C フル ストライク‘Día de los Muertos’」は、18 Kエシカルホワイトゴールド製のケース全体に手彫りで彫刻が施され、文字盤にはシンボリックなカラベラをあしらい、ベゼルはブリリアントカットサファイアで彩られた。

L.U.C フル ストライク「ディア デ ロス ムエルトス」

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  L.U.C フル ストライク「ディア デ ロス ムエルトス/死者の日」

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  右目にミニッツ・リピーターのハンマー

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  慣性レギュレーターはカラベラの口ひげと同化

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  左目には時計とリピーターのパワーリザーブ表示

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  ケースに手彫りされた頭蓋骨やギター

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  7つのダイヤをあしらったMOP製の歯

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　文字盤にも並外れたこだわりが貫かれ、ホワイトゴールドベースの外周部にはギョーシェ装飾が施された。さらにシャンルベ技法を駆使して彫刻を施し、頭蓋骨、口ひげ、鼻、タトゥー、「L.U.CHOPARD」のシグネチャーの輪郭を浮かび上がらせる。その他の部分は、ブルーのラッカー仕上げがなされ、最後のアクセントとして、文字盤にマザーオブパールの小さなプレートを配し、7つのダイヤモンドをあしらった歯抜けの笑顔を表現している。

サファイアクリスタル製のゴング

　2016 年に発表されたショパールのキャリバー「L.U.C 08.01-L」は、時、15分、分単位でクリスタルのようなピュアな音色のチャイムを奏でるミニッツ・リピーター用の自社ムーブメントだ。文字盤を保護する風防と音で時刻を知らせるゴングは一体構造になっている。溶接、ネジや接着剤も用いず、サファイアクリスタルのブロックから成形されたこのパーツは、L.U.C フル ストライクに他に類を見ない力強い音色を与えた。ショパールは、この比類ない構造で数多くの特許を取得。唯一無二の透明感あふれる音色を奏でるサファイアクリスタル製ゴングは、2017 年にジュネーブ時計グランプリで「金の針賞（Aiguille d’Or）」を受賞している。

キャリバーL.U.C 08.01-L

　ミニッツ・リピーターは誤操作によって故障するケースが少なくない。こと、ソヌリの作動中にリューズの作動用プッシュボタンを押してしまうと、パーツが破損する可能性がある。このリスクに対し、キャリバー「L.U.C 08.01-L」はソヌリのプッシュボタンのクラッチ機構を搭載してリューズに収めている。時計のチャイムが鳴っているとき、このプッシュボタンを押しても、連結が解除されているためムーブメントに影響を与えることはない。この巧緻な技術はショパールによって特許が取得されている。

　ミニッツ・リピーターの作動レバーが完全に作動していない場合、チャイムは不完全になり、音による時の読み取りが不正確になることがある。そのためキャリバー「L.U.C 08.01-L」はソヌリ用に分離された専用香箱を備えている。この香箱は、ミニッツ・リピーターで最長の12 時59 分（時単位の12 回、15 分単位の2 回 × 3、分単位の14 回で計3 2回）を12 回分知らせるために必要なパワーリザーブを十分確保する。香箱にすべてのチャイムを鳴らすだけの動力が不足している場合、ソヌリは作動しないようになっている。いずれにせよ、ゴングを打ち鳴らすハンマーの安定した強さは、この専用の香箱によって保証されている。巧緻を極めたL.U.C フル ストライクは、チャイムが鳴らない時間の単位はジャンプするようになっているため、時と15 分単位、15 分単位と分の間の無音のデッドタイムがなく、何時でも連続してスムーズに時刻を告げてくれる。