レイモンド・ウェイルは、スケルトンムーブメントを搭載した「フリーランサー」をベースに、ブロンズ製のベゼルを採用した新作を発表した。最古の金属素材と言われるブロンズと、モダンなスケルトン構造を組み合わせ、モードとクラシックを融合させた1本である。2021年11月下旬から発売開始予定だ。
ヴィンテージライクなフリーランサー
「ミュージック&アート」をテーマとするレイモンド・ウェイルは、シンプルで洗練された外観が特徴の「フリーランサー」コレクションに新作を追加した。このコレクションは、ブランド創業者であるレイモンド・ウェイルの高い創作意欲や挑戦への姿勢をはじめとした起業家精神へのオマージュとして、2007年に誕生。以来、既成概念に囚われず、自ら運命を切り開く男性を、コレクションを通じて表現している。
今回発表されたフリーランサーの最新作「2785-SBC-60000」は、最古の金属素材と言われるブロンズをベゼルに採用したモデルだ。2020年から展開を開始したフルスケルトンシリーズをベースとし、洗練されたスケルトン構造が魅力のインハウスムーブメント、Cal.RW1212を搭載している。
自動巻き(Cal.RW1212)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS+ブロンズ(直径42mm、厚さ10.6mm)。100m防水。39万6000円(税込み)。2021年11月下旬発売予定。
独特な鈍い光を放つブロンズ製のベゼルは、酸化皮膜によって少しずつ風合いを変化させる。過ごす環境や着用する人によって色合いの変化はさまざまで、まるで1点もののユニークピースかのように自分色に染まってゆくのだ。
極限まで肉抜きされたムーブメントは、ダークグレーのような色合いが特徴のアンスラシートカラーにコーティングされている。フランスの伝統色であるアンスラシートを実現するには、NAC仕上げというプラチナ合金を用いた特殊なコーティング技術を使う必要があり、繊細な色付けの作業を必要とする。
高い密着力で全体に均一着色ができるこの技術を、ムーブメントの地板や受け、ローターなどに用い、深く艶のある漆塗りのような美しさを実現。加えて伝統的なペルラージュ装飾やヘアラインを施し、ダイアル側だけではなく、トランスパレント仕様のケースバック側からも美しい仕上げを眺めることが可能だ。
またベルトは、エイジング加工を施したブラウンレザーストラップが合わせられた。ベゼルのブロンズとの相性が良く、程よくカジュアルに抜け感を生み出し、上質でマスキュリンなスタイルを演出している。
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